音声トリガーでスマホに情報提供へ…「SoundUD」で多言語サービス、首都圏の運輸15社

「SoundUD」を活用した多言語サービス
「SoundUD」を活用した多言語サービス全 3 枚

ヤマハなどは、首都圏の鉄道、バス、エアラインなど15社が連携してヤマハの「SoundUD」を活用した多言語サービスを提供すると発表した。

ヤマハが開発し提唱する「SoundUD」(Sound Universal Design)は、音のある空間とICT機器をつなぐプラットフォームだ。インターネットを介することなく、音声を起点にして、スマートフォン等のICT機器に情報を表示する。「音声トリガー」と呼ばれる一般的なスピーカーを利用して音響通信が行なえる技術をはじめ、ブルートゥースやGPSとも連動できる「SoundUDトリガー」を用いることで、音のICT化を実現する。「SoundUD」対応スポットでは、対応アプリによって、様々な情報に簡単にアクセスできる。

首都圏エリアは、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催もあって訪日外国人の増加が予想されている。訪日外国人増に対応するため、各社は多言語対応を強化、それぞれの施設で「SoundUD」対応を進める。

京浜急行電鉄、京成電鉄、東京都交通局、東急、小田急電鉄、京王電鉄、西武鉄道、富士急行、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、ジェイアールバス関東、はとバス、江ノ電バス、横浜市交通局、ヤマハが提携する。訪日外国人や聴覚障がい者への情報提供の充実を図るため、「SoundUD」を活用した多言語での案内情報を順次提供し、2020年7月の導入完了を目指す。

「SoundUD」に対応した駅、鉄道・バス車両、空港では、「おもてなしガイドアプリ」などの対応アプリを通じて、必要な各種情報の検索が可能で、必要な情報を簡単に多言語で取得できる。

各社は、世界に先がけ、公共交通機関における情報案内の新たなユニバーサルデザイン化に取り組み、「言葉の壁・聴力の壁」を越えたおもてなしを推進し、利便性の高い交通環境を構築する。

《レスポンス編集部》

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