ポールスター 2 、航続500kmのEVセダン…フランクフルトモーターショー2019

グーグルの「Android」をインフォテインメントに組み込む

ツインモーターで408hp

サブスクリプションも利用可能

ポールスター 2(フランクフルトモーターショー2019)
ポールスター 2(フランクフルトモーターショー2019)全 17 枚

ボルボカーズ傘下の高性能車開発メーカーのポールスターは、フランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)に『ポールスター2』(Polestar 2)を出展した。

画像:ポールスター 2

ポールスターの第1号車となるのが、高性能PHVクーペ『ポールスター1』だ。続くポールスター2は、ボルボカーグループ初のピュアEVとして、2019年内に市販される予定。テスラ『モデル3』と競合するミッドサイズEVセダンとなる。

フランクフルトモーターショー2019への出展は、「2 on tour」の一環だ。ポールスター2は2019年4月の中国を皮切りに、スウェーデン、米国、カナダ、オランダ、ベルギー、英国と続いて、ドイツ・フランクフルトに到着した。フランクフルトモーターショー2019のメインホールの外に、特設の白い2 on tourの建物が設けられ、ポールスター2の実車が来場者に披露されている。

建物の中では、ボディカラーや内装素材のサンプルが確認できる。また、好みに合わせてポールスター2が仕上げられるコンフィギュレーターも置かれている。ポールスター2ポールスター2

グーグルの「Android」をインフォテインメントに組み込む

ポールスター2は、グーグルの「Android」をインフォテインメントシステムに組み込んだ世界で最初の車のひとつだ。これにより、「Googleアシスタント」、EV対応の「Googleマップ」、「Google Playストア」など、グーグルのサービスが車内で利用できる。自然な音声認識技術と新開発の11インチタッチスクリーンディスプレイが、新しいインターフェイスを可能にする。

ポールスター2には、スマートフォンがキー代わりになる「フォン・アズ・キー」(Phone-as-Key)テクノロジーを導入する。複数のユーザーが利用するカーシェアリングなどで便利な技術だ。オーナーは第三者とバーチャルキーを共有したり、他の多くのオンデマンド機能にアクセスしたりできるようになる。スマートフォンを携帯したドライバーが車両に近づくと、車両のロックが自動的に解除される。

ポールスター2には、車載システムやスマートフォンで利用できるコネクテッドデジタルソリューションを採用する。ユーザーは充電ステーションでの充電の際、世界最大の公共課金ネットワークに簡単にアクセスできる。ポールスター2ポールスター2

ツインモーターで408hp

ポールスター2は、「プレミアムな5ドアファストバックEV」をテーマに開発された。車台は、ボルボカーグループの「CMA」(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)プラットフォームがベースとなる。

EVパワートレインは、前後にそれぞれモーターを搭載し、4輪を駆動する。2つのモーターは合計で、最大出力408hp、最大トルク67.3kgmを引き出す。強力なモーターを搭載するポールスター2は、0~100km/h加速5秒以下の性能を発揮する。27個のモジュールで構成されるバッテリーパックは床下にレイアウトされ、蓄電容量は78kWhだ。1回の充電での航続は、最大500kmの性能を備えている。

足回りには、オーリンズ製のダンパーやブレンボ製のブレーキを装着した。専用デザインの20インチ鍛造ホイールが足元を引き締める。シートベルトやブレーキキャリパーなどは、ゴールド仕上げとした。ポールスター2ポールスター2

サブスクリプションも利用可能

ポールスター2では、2~3年のサブスクリプション(利用期間に応じて料金を支払う方式)も導入する。デポジットなし、諸費用などすべて込みのサブスクリプションでは、引き取り、配送サービス、ボルボ車やポールスター車の代車貸し出しが追加され、すべてまとめての月払いになる。この定額サブスクリプションは、ポールスター車を所有することが、手間のかからない顧客体験になることを意味するという。

ポールスター2はまず、中国、米国、カナダ、ベルギー、ドイツ、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、英国で発売され、他の市場に拡大展開する予定だ。車両のオーダーは、インターネットのみで行う。当初の1年間のみ受注する発売記念モデルは、欧州での価格が5万9900ユーロ(約715万円)。その後、3万9900ユーロ(約475万円)からのベースモデルを発売する。生産は、2020年初頭から中国で開始し、左ハンドルと右ハンドルの両方を組み立てる計画だ。

《森脇稔》

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