熊本に旧車や名車が集結…オールドカーフェスタin山鹿 ベレット、ケンメリ、クジラ…

第10回オールドカーフェスタin山鹿2019
第10回オールドカーフェスタin山鹿2019全 50 枚

熊本県の山鹿市カルチャースポーツセンター第一駐車場で10月6日、「オールドカーフェスタin山鹿」が行われ、九州各県の旧車やスーパーカーなど約170台が集まった。主催は熊本県自動車整備工業協同組合山鹿支部と熊本県自動車車体整備協同組合山鹿支部。

2005年に始まり、山鹿市の産業祭や温泉祭と併催してきたイベント。その後、会場の分散化や慢性的なスタッフ不足などで運営に支障を来していたが、今回は諸事情をクリアして都合10回目の開催にこぎ着けた。

会場にはあらかじめエントリーした車両に当日エントリーも加わり、約170台の名車や旧車がずらりと並んだ。参加資格は昭和までに製造された車両と年代と問わない2輪車、スーパーカーなどのスペシャリティカーという幅広いもので、バラエティ豊かな展示内容となった。

50年以上乗り続けているというシングルナンバーのいすゞ『ベレット』(1967)、フルノーマルの”ケンメリ”日産『スカイライン』GT-R(1973)、シートなどに新車時のビニールがそのまま残っている日産『セドリック』(1964)などは、いわば”正統派”。”クジラ”の愛称を持つ4代目のトヨタ『クラウン』(1974)にターボチャージャー付きの1JZエンジンに載せ換えた個体や、『セルシオ』のV8を積んだトヨタ『ランドクルーザー』(1975)などもあり、ギャラリーの熱い視線を浴びていた。

外国車では、キャデラック『ドゥビルクーペ』(1959)やシボレー『ベルエア』(1957)といったアメ車に、ランボルギーニ『ムルシエラゴ』(2003)や『ディアブロ』(1991)、ポルシェ『911T』(1973)、フェラーリ『テスタロッサ』(1988)などの”スーパーカー”が華を添えた。

また、いすゞのボンネットバス『BXD30』(1965)や日野『KB-122』レッカー車(1977)、6人乗りの三菱『キャンター』(1991)など”働く自動車”の姿も。ホンダ『T360』や『バモスホンダ』、スバル『360』、三菱『ミニカ』といった360cc時代の軽自動車たちも元気に自走してきていた。

このほか、陸上自衛隊や山鹿警察署、山鹿消防署の車両も参加。整備組合による点検教室やステージ演奏、2輪のトライアル車によるデモラン、石油発動機の運転展示など盛りだくさんの内容で、快晴ともあいまって終日にぎわった。

《嶽宮 三郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  3. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  4. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  5. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る