ダイハツはサンダーバード2号みたいなクルマ?…東京モーターショー2019展示予定

Wicomico
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ダイハツの東京モーターショー2019の展示概要が8日、発表された。今回展示されるのは『icoico』、『TsumuTsumu』、『WaiWai』、『WakuWaku』の4車種4台となる。

それぞれの概要を説明すると、icoicoは自動運転を想定したパブリックトランスポーターを目指す車両。ドアを開けるとスロープが降りてきて、ユニバーサルアクセスを可能にする。また、Nipoteというお世話ロボットが同乗者(乗客)と会話したり道案内などをする想定だ。子供からお年寄りまでクルマを持たない、持てない人にも移動サービスを提供するためのサービスカーとなる。福祉車両で定評のあるダイハツらしいコンセプトカーといえるだろう。

TsumuTsumuは、次世代軽トラックとして開発された。icoicoが地域の人々の暮らしを活性化、支援するものなら、TsumuTsumuは地域の仕事を活性化する。ウイングカーゴのような荷台はボックス型で用途ごとの換装が可能だ。展示では配送用だろうか、ドローンの格納庫が積まれる予定だ。アタッチメントはニーズしだいだが、農業用やマルシェ(移動販売・移動キッチン)などを考えているという。

運転席にも特徴がある。助手席側は全面が2分割で観音開きするので、荷物の出し入れや同乗者の乗り降りがしやすい。運転席側は、狭い路地でも開口部を大きくできるように、2段階開閉をする。ダイハツでは「エルボードア」と呼んでおり、肘を曲げる動きのようにドアが中折れ式に動く。

WaiWaiは、コンセプトカーの中で唯一の登録車ナンバーサイズ。ジャストサイズミニバンのクラスの車両で6人乗車が可能だ。ツインサンルーフが特徴的でグループや家族でのレジャーやアウトドアに活躍しそうだ。

WakuWakuは、前・後席の役割分担を思い切った、軽のクロスオーバーSUV。4人乗りだが、後席ドアの窓はパネルのはめ殺しになっており、外は見えない。その代わり内側に照明ランプが取り付く。リアゲートは、横方向に開くドアとバンパー部分が下に開くドアの2分割方式。下のドアからは荷室下段のラゲッジスペースに直接アクセスできる。さらにルーフの後ろ半分が跳ね上げ式になっており、ここにもラゲッジスペースがある。後席は人が乗るより荷物を載せることを優先させている。

コンセプトカーだが、4車種のうちこのWakuWakuがいちばん市販を意識したデザインとなっている。三菱『D:5』や同『eKクロス』が市販できるなら、WakuWakuのエクステリアデザインはそのまま市販してもまったく違和感がないくらいだ。ユーザーが後席の割り切りを受け入れれば、市販の可能性さえある。

東京モーターショー2019は、会場が分散・広域型になる。加えて、MaaSやCASEといった自動車産業の変革期でのショーのあり方の議論も活発となっている。自工会は強気の100万人の来場者を目指している。

ダイハツのブースは、この変革に「つどい」というコンセプトを掲げた。その理由は、人々のくらしの広げたいという想いがあるという。人々が「事」によって集うことで、生活や社会が広がることを目指す。これまでクルマを主語にした商品開発やモーターショーの展示企画を考えたいたが、今回のコンセプトカーは、クルマは生活をひろげるきっかけのひとつという考えで開発されている。

ダイハツでは、これまでの自動車ファンやユーザー以外の層の来場を見込んでいる。ブースでは、コンセプトカーと市販車の展示の他、田中むねよし氏のオリジナルデザインの絵葉書を用意し、来場者に配布する。絵葉書は持って帰ってもよいが、その場に設置されたポストに投函することもできる。あえて葉書にすることで、身近の人、そうでない人にメールやメッセージでない体験をしてもらう狙いがある。

子供や家族向けには、キッザニアとコラボレーションし、クルマの組み立てを体験できるブースを用意する。田中画伯の作品は絵葉書だけでなく塗り絵もあるという。

《中尾真二》

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