日野、モビリティコンセプト『フラットフォーマー』を東京モーターショー2019で世界初公開

日野自動車 フラットフォーマー
日野自動車 フラットフォーマー全 2 枚

日野自動車は10月9日、東京ビッグサイトを中心に開催される東京モーターショー2019で、自動運転を可能にした動力プラットフォームと上物部分となる室内空間が完全分離できる新たなモビリティコンセプト『フラットフォーマー』を世界初公開すると発表した。

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日野自動車デザイン部創造デザイン室の関口祐治室長は「フラットフォーマーがこれまでのモビリティの概念を変える」とした上で、「動力プラットフォームと空間の分離、活用可能な空間の最大化により社会のうれしさにつながる全体最適と、一人ひとりのうれしさにつながる個別最適という2つの価値を両立する。多種多様なサービス空間や機能を提供する個別最適化と、1台の動力プラットフォームで複数のボディを輸送し稼働を最大化する全体最適化を、変幻自在な機能を持つフラットフォーマーがかなえる」と語る。

フラットフォーマーは、自動運転を可能にするセンサーなどのデバイスを始め、ステアリング機構やブレーキ、モーターを一体化したフロントの駆動系ユニットのほか、走行用バッテリーなどを備えた動力プラットフォームと、上物の空間部分とが脱着可能な機構を持ったモビリティの新たな提案となる。

関口室長は「これまでのサービスは建物などの空間に固定され、サービスを受けるためにはそこに出向く必要があった。サービス空間がフラットフォーマーにより動力を手に入れることで場の制約から解放される。場の制約から解放されたサービスは街なかに広がる人々のニーズをクラウド上で解析し、フラットフォーマーが最適なサービスを最適な場所に最適なタイミングで提供する。さらにフラットフォーマーは動力プラットフォームと搭載するサービス空間の分離ができるため稼働の最大化が可能になる。これにより社会全体としてのサービスとリソーセスの最適化を実現する」と強調する。

これを実現するためのテクノロジーとしては「低いフロアの実現に向けジェネレーティブデザインを活用し、薄型で軽量なフレームを生成した。フロントのホイールハウスを小さくするために駆動系ユニットを一体化しコンパクトにした。リアタイヤも同様に一体型の小型タンデムユニットによりフロアへの突出をなくした。動力プラットフォームと空間の脱着はアクティブマウントにより可能にする」と関口室長は解説する。

東京モーターショー2019では、フラットフォーマーの動力プラットフォーム単独および上物の空間部分を装着したコンセプトモデル公開するという。

また日野では、東京モーターショー2019に向けて、日野が描く未来の持続可能な暮らしをテーマにしたオリジナルアニメーションを制作、ブースで上映する。タイトルは「あの日の心をとらえて」で、機動戦士ガンダムシリーズなどを手掛けるサンライズが制作、5分程度の作品になっているという

《小松哲也》

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