ダイソン、自動車プロジェクトを中止…初のEVは幻に

ジェームズ・ダイソン氏(資料画像) (c) Getty Images
ジェームズ・ダイソン氏(資料画像) (c) Getty Images全 1 枚

ダイソン(Dyson)は、自動車プロジェクトを中止すると発表した。

ダイソンは2017年9月、2020年までの実用化を目指して、新型EVの開発に着手したと発表した。その後、英国ウィルトシャー州ハラビントンのテクノロジーキャンパスに2億ポンドを追加投資し、新型EV開発のテストコースを建設することを発表していた。

さらに、ダイソンは2018年11月、同社初の市販EVの生産をシンガポールで行うことを決定した。ダイソンはすでにシンガポールにテクノロジーセンターを持っており、同センターと連携しながら、新型EVの量産に向けた取り組みを加速させていく方針だった。

今回ダイソン(Dyson)は、自動車プロジェクトを中止すると発表した。ダイソンによると、自動車プロジェクトのチームは優れたEVの開発を進めてきたものの、商業ベースで考えた場合、取締役会は自動車プロジェクトを中止せざるを得ないという判断に至ったという。

ダイソンは今後、固体電池、センシング技術、ビジョンシステム、ロボット工学、機械学習、AI(人工知能)などの分野に注力していく、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  2. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  3. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  4. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  5. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  8. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  9. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  10. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
ランキングをもっと見る