「目玉は空飛ぶクルマのVR飛行体験」タイコ上野社長…CEATEC 2019

タイコエレクトロニクスジャパンの空飛ぶクルマ「rFlight(アールフライト)」のVR飛行体験
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タイコエレクトロニクスジャパンは10月14日、「CEATEC2019」(15~18日)の開催に先立ち、報道陣向けに展示ブース内の詳細を説明するメディアツアーを実施。上野康之社長が見所などを説明し、こう強調した。

「今回は『Engineering the Journey to Air Mobility(エアモビリティを実現するエンジニアリング』をテーマに出展。目玉は空飛ぶクルマ『rFlight(アールフライト)』のVR飛行体験で、ニューヨークの街中を飛ぶ」

アールフライトはタイコエレクトロニクスがスポンサーになっているチームが開発しているもので、そのチームには世界各国のさまざまな企業のエンジニア60人が参加。バーチャルで会議をしながら進めているという。

「来年2月に開催されるボーイング社の『GoFly』コンテストに参加するために開発を行っていて、条件は垂直離着陸が可能で、燃料補給や充電を必要とせずに約32km飛行できること。実証実験では約185km/hで飛ぶことができた」と上野社長は説明する。

形は野球のホームベースのような板状で、後に大きなファンが付いている、とても簡素なものだ。一人乗りで腹ばいになって乗るわけだが、いくら同社自慢の圧力センサーや近接センサー、高度計、加速度計などを搭載して安全だといっても、実際に乗るには勇気がいりそうだ。

VR飛行体験では、そのクルマを3本のワイヤで吊し、VRゴーグルとヘッドホンを装着。ニューヨークの街中を約3分間滑空してタイコエレクトロニクスのオフィス前に着陸するという設定だが、飛行を開始すると、映像に合わせてクルマが左右に揺れ動く。そのため、体験した男性は左右に揺れるたびに声を上げていた。

また、製品の展示コーナーでは、トランスポーテーション、インダストリアル、コミュニケーションズの3つのセグメントに分け、自動車、産業機器、航空宇宙、メディカル、データ通信など産業別に最先端のコネクティビティやセンサソリューションを紹介していた。

そのなかで目を引いたのは、インダストリアルコーナーにあるヒューマノイドロボット「Cruzr(クルーザー)」だ。少子高齢化社会の課題解決やスマート工場化などを目的に開発されたもので、そのロボットには同社のコネクターやセンサーなどの部品が使われている。そして、その部品についてロボットが説明を行い、それが終わると踊って見せるのだ。

このようにタイコエレクトロニクスのブースは見所も多く、上野社長もその展示に満足している様子だった。

《山田清志》

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