カワサキ、Zシリーズの新フラッグシップ『Z H2』など世界初公開…東京モーターショー2019

カワサキ Z H2 とNinja ZX-25R
カワサキ Z H2 とNinja ZX-25R全 7 枚

川崎重工は、10月24日から11月4日まで東京ビッグサイトなどで開催される「東京モーターショー2019」に、『Z H2』『Ninja ZX-25R』『W800』を世界初公開する。

Z H2(参考出品)

Z H2は、スーパーネイキッドZシリーズの新たなフラッグシップモデルだ。998cc水冷並列4気筒バランス型スーパーチャージドエンジンは、高出力と強烈な加速力、日常の走行シーンでの扱いやすさと優れた燃費性能を発揮。Z H2専用のエンジンセッティングを施すことで、低中速回転域におけるスムーズな加速感を実現している。

また、新設計のトレリスフレームや、フロントサスペンションシステム「SFF-BP」を採用。スーパーネイキッドモデルに求められる軽快なハンドリング性能と、スーパーチャージドエンジンのパワーを受け止める高い剛性を両立している。

スタイリング面では、Zシリーズが持つ「Sugomi」デザインを体現しながらも、スーパーチャージャーのエアインテークダクトを活かした左右非対称のデザイン、フレームマウントのヘッドライトを採用し、これまでのZシリーズとは一線を画す斬新なイメージとしている。

さらに、インテグレーテッドライディングモードをはじめとした先進的な電子制御技術に加え、フルカラーTFT液晶のインストゥルメントパネル、スマートフォン接続機能など、多数のライダーサポートシステムを搭載している。

Ninja ZX-25R(参考出品)

Ninja ZX-25Rは、250ccクラスのラインアップでは現在唯一となる並列4気筒エンジンを搭載したスーパースポーツモデルだ。スムーズで滑らかな回転フィーリングを持つ、新開発の249cc水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジンは、低中速回転域における豊かなトルクと、高速回転域での強力なパワーを両立。また、高回転エンジンならではのサウンドを追求した吸排気系チューニングにより、スロットルをひねるたびに、鋭く官能的なエンジンサウンドを体感できる。

車体面ではスーパーバイク世界選手権などのレース活動で培った車体設計思想と、先進的な構造解析技術を投入した。新設計の軽量トレリスフレームや、250ccクラス初採用となるフロントサスペンションシステム「SFF-BP」、ラジアルマウントモノブロックキャリパー、ホリゾンタルバックリンクリヤサスペンションなどを採用。スポーツ走行時における優れたコーナリング性能を発揮する。

また、「KTRC(カワサキトラクションコントロール)」やパワーモード、「KQS(カワサキクイックシフター)」など、ライダーサポート技術も搭載。Ninja ZXシリーズにふさわしいファンライディングを提供する。

W800(市販予定車)

W800は、カワサキが大排気量モーターサイクルメーカーとして第一歩を踏み出すきっかけとなった「W」ブランドの血脈を受け継いだレトロモデル。2018年に発売された「W800ストリート/W800カフェ」と同様に扱いやすさと高いクラフトマンシップを持ちながらオリジナルである「W1」のルックスとフィーリングを最も強く踏襲している。

外観は、シルバー仕上げのエンジンに加え、各部にクロームメッキやスチール製のパーツを使用し、「W1」を彷彿とさせるクラシカルで上品なルックスを実現。バーチカルツインエンジンの鼓動感と力強いエンジンサウンド、前輪19インチ、後輪18インチのホイールがもたらすゆったりとしたハンドリングを楽しめる。

W800は12月1日発売予定で、価格は110万円。

カワサキブースでは、ワールドプレミアの3機種に加え、『TERYX KRX 1000』『Ninja 650』のほか、2019年の鈴鹿8耐でカワサキを26年ぶりの優勝に導いた『Ninja ZX-10RR』や、カワサキブランド初の大排気量4ストロークマシン『W1』、さらにその前身となった『カワサキ500メグロK2』を展示。あわせて、再生産を行う歴史車『Z2』『Z1』用シリンダーヘッドも12月の受注開始予定に先駆けて展示する。

さらに、「近未来の一日」を体験できるMEGA WEB会場の「FUTURE EXPO」では、同社が進める水素チェーン開発の事例として、水素エネルギー国際サプライチェーンのジオラマ模型と、神戸に建設中の液化水素受け入れ基地をCG仮想空間で体験できるVRコーナーを展示する。

《纐纈敏也@DAYS》

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