日本自動車耐久品質調査、レクサスがブランドトップ…全体でも改善傾向

レクサスRC
レクサスRC全 2 枚

J.D.パワージャパンは10月24日、2019年日本自動車耐久品質調査の結果を発表した。

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調査は、新車購入後、37~54か月経過したユーザーを対象に、「外装」「走行性能」「装備品/コントロール/ディスプレイ」「オーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーション(ACEN)」「シート」「空調」「内装」「エンジン/トランスミッション」の8カテゴリー、177項目にわたって不具合経験を聴取したもの。すべての不具合項目は車100台当たりの不具合指摘件数(Problems Per 100 vehicles=PP100)として集計、数値が小さいほど品質が高いことを示す。

調査結果によると、総合不具合指摘件数は72PP100、前年の75PP100に比べ、3ポイント減少した。分野別の変化はわずかだが、「外装」(12.9PP100、前年比-1.6ポイント)、「エンジン/トランスミッション」(10.7PP100、同-1.1ポイント)の他、8分野中6分野で前年に比べ不具合指摘件数が減り、業界全体として耐久品質の改善は進んでいる。またブランド別では、2018年、2019年とも調査対象となった14ブランドのうち、10ブランドで不具合指摘件数が減り、耐久品質が改善した。

今回の調査では装備率についても聴取しているが、各種機能・装備品のうち、前年より装備率が大きく上昇したのは、車線逸脱警告システム(装備率29%、同+14ポイント)、衝突回避/警告システム(45%、+12ポイント)、パーキングアシストシステム(34%、+7ポイント)、車載Bluetoothによる携帯電話/オーディオ接続機能(64%、+7ポイント)などだ。このうちBluetoothは不具合指摘数が前年の1.9PP100から2.3PP100に0.4ポイント増え、VDS不具合総項目数177項目中2番目に不具合指摘が多かった。

ブランド別ランキングは、総合1位がレクサス(42PP100)、2位はトヨタ(60PP100)、3位スズキ(69PP100)の順だった。セグメント別ランキングトップは、軽自動車がスズキ ラパン(56PP100)、コンパクトがトヨタ パッソ(35PP100)、ミッドサイズがトヨタ プリウス(54PP100)、ミニバンがホンダ フリード(50PP100)だった。

《纐纈敏也@DAYS》

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