ホンダ系部品3社、日立に“寄り添い”生き残りへ[新聞ウォッチ]

ケーヒン(東京モーターショー2019)
ケーヒン(東京モーターショー2019)全 4 枚

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

日立製作所とホンダが、傘下の自動車部品メーカーの4社を合併させる方針を固めたという。きょうの読売が1面トップで報じている。両社はきょう10月30日にも発表するそうだ。

記事によると、日立の完全子会社「日立オートモティブシステムズ」と、ホンダが筆頭株主となっているケーヒン、ショーワ、日信工業の3社を合併させる計画で、日立は新会社の株式の過半数を持ち、ホンダも出資する方向だという。

4社合併による新会社の売上高は2018年度の単純合算で約1兆8000億円規模となり、トヨタ自動車系のデンソー(約5兆円)、アイシン精機(約3兆8000億円)に次ぐ3位に浮上する模様。

自前の技術にこだわってきたホンダだが、すでに日立とは電気自動車(EV)など電動車両の基幹部品のモーターで提携しており、系列の部品会社を含め、自社だけでこなすのは限界があると判断。この先も生き残りを掛けた再編が相次ぐ可能性もあるようだ。日立オートモーティブシステムズ(東京モーターショー2019)日立オートモーティブシステムズ(東京モーターショー2019)

2019年10月30日付

●日立・ホンダ車部品合併へ、傘下4社「次世代」開発強化、売上高国内3位(読売・1面)

●高齢者運転者に限定免許、未来投資会議、首相が検討指示(読売・2面)

●米環境規制車業界を二分、訴訟でトヨタは政権、ホンダは州を支持(朝日・7面)

●日産1.5億円申告漏れ指摘、国税、ゴーン前会長私的流用認定(朝日・34面)

●論点 高齢ドライバーの事故(毎日・11面)

●トヨタ「ヤリス」ホンダ「フィット」新車販売レース冬の陣、人気車種同士いずれも来年2月投入(産経・12面)

●トヨタ、ホンダジェット導入(東京・6面)

●社説、日本のクルマ離れを好機に変えるには(日経・2面)
6社は30日、日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワ、日信工業の4社の経営統合に関する基本契約を締結した。

《福田俊之》

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