[カーオーディオ“チョイスのキモ”]プロセッサー…パワーアンプ内蔵DSP その2

ミューディメンション・DSP-680AMP
ミューディメンション・DSP-680AMP全 3 枚

カーオーディオを趣味とする方々に向けて、製品選びの勘どころをリポートしている当コーナー。現在は「プロセッサー」をテーマにお届けしている。今回から数回にわたっては、「パワーアンプ内蔵DSP」の注目モデルを具体的に紹介していく。

まずは、国産カーオーディオブランド“ミューディメンション”の『DSP-680AMP』をピックアップする。当機は、「パワーアンプ内蔵DSP」としては比較的に後発のモデルであるのだが、後発ゆえに他機種にはない独特な特長を備えた好機となっている。

当機が優れているポイントは、「機能的にある程度本格的でありながら、価格がリーズナブル(税抜価格:7万7000円)であること」にある。まず入力が、ハイレベル6ch、AUX(RCA)2ch、S/PDIF(TOSLINK)×1、Bluetooth×1(ドングル接続用USB端子)と充実していている。これ以上に充実している機種も存在しているが、実用上現実的な範囲の中でできる限りの対応力が備えられている。

コントロールできるch数が8chであるところもポイントだ。8chの制御が可能なら、最大、「フロント3ウェイ+サブウーファー」という本格的なスピーカーレイアウトにも対応できる。リーズナブルであることにこだわれば、スタンダードなスピーカーレイアウトである「フロント2ウェイ+サブウーファー」に対応させるにとどめるという選択肢もあっただろうけれど、敢えて対応範囲を広めにして将来的に長く使える仕様とされている。

ミューディメンション・DSP-680AMPミューディメンション・DSP-680AMP

なお内蔵パワーアンプは、ブリッジ接続にも対応する。「パワーアンプ内蔵DSP」の中には、ブリッジ接続が不可の機種もあるが、ブリッジ接続ができるのであればサブウーファーの駆動も可能となる。この点においても対応能力が幅広い。あくまでも、当機1台でシステムを完結できるように仕上げられている、というわけなのだ。

また別売とはなるものの、“Bluetooth ドングル”が用意されているところもうれしいポイントだ。これを活用すれば、スマホをワイヤレスで接続できる。実用性とリーズナブルさのバランスが、とにもかくにも絶妙なのだ。

ミューディメンション・DSP-680AMPのコントロールソフトの調整画面。ミューディメンション・DSP-680AMPのコントロールソフトの調整画面。

『DSP-680AMP』の特長解説は以上だ。次回も注目機をピックアップして紹介する。お楽しみに。

「サウンドユニット」の“チョイスのキモ”を徹底解析! Part2・プロセッサー編 その5 パワーアンプ内蔵DSPについて ll

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  2. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  3. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  4. アストンマーティン『DBX』に改良新型、内装一新…707馬力仕様に一本化
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  7. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  8. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  9. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  10. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
ランキングをもっと見る