国際学生EVデザインコンテスト、HALの学生が世界一を獲得…東京モーターショー2019

国際学生EVデザインコンテスト2019で最優秀賞と経済産業大臣賞を受賞したHALの学生たち
国際学生EVデザインコンテスト2019で最優秀賞と経済産業大臣賞を受賞したHALの学生たち全 5 枚

専門学校HAL カーデザイン学科の学生が、カーデザインコンテスト「国際学生EVデザインコンテスト2019」にて、国内外47チームからファイナリストに選ばれ、世界1位に輝いた。

国際学生EVデザインコンテストは、東京モーターショーに合わせて、次世代を担う若者の育成を目的に開催。今回の審査委員には、中村史郎氏、安藤忠雄氏、奥山清行氏ら、著名なデザイナーが名を連ねている。

学生たちは事前審査やワークショップを経て、東京モーターショー内で開催された最終プレゼンテーション審査に参加。インド、韓国、カナダ、チュニジアなど海外の学生も参加する中、最優秀賞と、優秀賞にあたる経済産業大臣賞を獲得した。

最優秀賞に選ばれたのは譚振輝さん、柚垣至さん、菊田宣親さん、黒澤昂輝さん、タナチャーナン・パリーナーさんの作品「COCOON」。この作品は、世界中の教育を受けられない子どもたちのための「動くEVの学校」。複数のディスプレイを展開するボディ部分と、スクールバスとして機能するベース部分で構成され、自動運転で子どもたちのいる場所に出向き、授業を開講する。

今回の受賞では、「教育」という重要な課題をグローバルな視点やSDGs(持続可能な開発目標)という視点も絡めて考えた点などが高く評価された。

経済産業大臣賞に選ばれたのは、小國裕磨さんと弘津悠耶さんの「SAICA」。レンタサイクリストを安全に先導し、楽しいサイクリングを演出するモビリティを提案した作品だ。SAICAと付属のドローンにカメラ・レーダー・GPS・AIを搭載。時間・天候などを考慮したルート設定や、骨伝導インカムによる走行中の会話、バイタルセンシングバンドによる体調・ペース管理等を可能としている。

今回、街の中、地域の中に溶け込むデザインの美しさや、ドローンやVR、ARとつながって世界に日本の風景を発信するアイデアなどが高く評価された。

《纐纈敏也@DAYS》

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