FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は10月31日、2019年1~9月の世界新車販売(出荷ベース)の結果を発表した。総販売台数は325万3000台。前年同期比は11.2%減とマイナスに転じた。
市場別実績は、北米が175万2000台を販売し、前年同期比は12.2%減と後退した。市場シェアは12.1%と、前年同期に対して、横ばいだ。ジープブランドでは、新型ピックアップトラックの『グラディエーター』の受注が好調という。
南米は41万8000台を出荷し、前年同期比は3.5%減とマイナスに転じた。アジア太平洋地域は、10万9000台にとどまり、前年同期比は29.7%減と2桁の落ち込みが続く。そんな中、中国では、ジープ『ラングラー』が支持を集めた。
欧州および中東、アフリカは96万台を出荷した。前年同期比は9.1%減と、2年連続のマイナスだった。日本はフィアットブランドが4836台。前年同期比は7.3%増と伸びている。
ジープ・ラングラー