新しい“街のシンボル”に---東京池袋で電気バス「イケバス」が始動

IKEBUS
IKEBUS全 13 枚

東京・池袋地区の主要スポットをつなぐ電気バス「IKEBUS(イケバス)」の出発式が11月1日、東京都豊島区池袋にある中池袋公園特設ステージにて開催された。

イケバスは、街に点在するスポット間の移動装置として、来訪者の回遊をうながすことで、街に活気とコミュニケーションを生むことを目的とする。

「イケバス」の車両は低速電動ビークル『eCOM-10』がベース。デザインは、京都丹後鉄道の「丹後あかまつ号、丹後あおまつ号、丹後くろまつ号、丹後の海」などの鉄道車両を手掛けた水戸岡鋭治氏が担当。運行はWILLERが担当する。

最高速度は19km/h程度で、街中をゆっくり回る。WILLERの村瀬茂高社長によると、この速度は安全を考慮した上でリミッターで制限をかけているそうで、「豊島区にしっかりと触れてもらいつつ、のんびりと楽しんでもらいたい」とのこと。また「区民や旅行者などの交流を繋ぐ」柱になればいいと語っていた。

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バスの車体は真っ赤に彩られており、この色は豊島区区長の高野之夫氏の希望があったという。「元気な街にしたい」「オンリーワンのデザインに」といった高野区長の希望を汲み、現在の形になったそうだ。

なお全10台のイケバスのうち、1台だけ赤ではなく「黄色」の7号車が存在している。これも高野区長のアイデアで、「黄色は幸せのイメージ」の元、見た人が幸せになれるよう、希望を叶えるようなバスになってほしいということで、1台だけ特別カラーとなっている。

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他にも高野区長はこのバスを、「元気な街にしたいと思っている」という前置きの元、「街のシンボルになってほしい」と語っていた。

イケバスの乗車料金は一律200円で、運行は11月中旬から。すでにテスト走行として、貸し切り運行がスタートしている。

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《二城利月》

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