EVとFCVの認知広まる、普及の鍵は価格と航続距離 GfKジャパン調べ

トヨタの燃料電池車『ミライ』の次期型(東京モーターショー2019)
トヨタの燃料電池車『ミライ』の次期型(東京モーターショー2019)全 3 枚

GfKジャパンは、全国のドライバー約1万6000名に対し、電気自動車(EV)と燃料電池自動車(FCV)への認知や購入状況に関するインターネット調査を実施し、その結果を発表した。

[ドライバーのEV・FCVに対する認知]

EVとFCVの認知度については、EVを「どのようなものか理解している」割合が58%と半数を超え、FCVでは40%となった。詳細は把握していないものの名前は聞いたことがあるドライバーを含めると、それぞれ93%、79%と、広く認知されていることが明らかになった。

次にEVまたはFCVを認知しているドライバーに対して、そのイメージを尋ねたところ、「価格が高い」が最も高く、いずれも68%となった。EVは「充電に手間がかかる」、FCVは「水素の補給に手間がかかる」と回答した割合が半数近くあり、車両本体の価格面に加えて、ガソリン車と比較して充電や充てんの手間を懸念しているドライバーが少なくない。ただし、「音が静か」「環境にやさしい」といったポジティブなイメージの回答も多い。特に60代以上のドライバーでは6割以上と割合が高く、これらの自動車のメリットを深く理解していることがうかがえた。

また、EVまたはFCVを認知しているドライバーのうち、過去に購入を検討したことがある割合は12%、実際に購入した人は3%にとどまった。購入に至らなかった理由をみると、「車両価格が高いから」が最も高く68%。次いで「航続距離が短いから」が45%となり、一回の充電で走れる距離に対して不安を感じているドライバーが一定数いると考えられる。また「充電できる・水素を充てんできる場所が少ないから」という回答も34%にのぼり、充電場所の拡充も課題となっていることがうかがえる。

最後にドライバー全体に対して、EVの充電時間がどのくらいであれば使ってみたいと思うかを聞いたところ、「1回30分以下」 (充電が空の状態から満タンになるまでの時間) の割合が67%を占め、急速充電に対するニーズの高さを反映。充電の手間軽減や時間の削減は、EVやFCVの普及における鍵といえそうだ。

《纐纈敏也@DAYS》

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