【WRC】最終第14戦オーストラリアが森林火災の影響で中止に…「ヒュンダイ初戴冠、トヨタ連覇ならず」で決着の見通し

WRCオーストラリア戦が中止に(写真は昨年、2018年のWRCオーストラリア戦)。
WRCオーストラリア戦が中止に(写真は昨年、2018年のWRCオーストラリア戦)。全 11 枚

12日、2019年世界ラリー選手権(WRC)最終第14戦「ラリーオーストラリア」が、当地の大規模森林火災の影響を受けて中止されることが決まった。WRCやTOYOTA GAZOO Racingの公式サイト等が報じている。

今季WRC第14戦のラリーオーストラリアは、同国東海岸、ニューサウスウェールズ州のコフスハーバーに設けられるサービスパークを中心にシーズン最終戦として開催される予定だったグラベル(非舗装路)戦。しかし同州では大規模な森林火災が発生しており、シドニーにも被害がおよぶ可能性があるという状況下、州による非常事態宣言も出されているという。

こういったなかで、14~17日に開催が予定されていたラリーオーストラリアの中止が決まった。やむを得ない判断であり、まずは被害が拡大しないことを祈りたい(また、亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、被災者の方々の様々な意味でのご回復が早く叶うことを切に願う)。

今季のWRCでは、既にドライバーズチャンピオンはオット・タナク(トヨタ)の獲得が決定している。ただ、マニュファクチャラーズタイトル争いは最終戦オーストラリアにヒュンダイ対トヨタの決着が持ちこされている状況だった。

おそらく最終戦の代替開催等はなく、このままシーズン終幕となる可能性が高い。マニュファクチャラーズタイトル争いは、ヒュンダイ初戴冠、トヨタ2連覇ならず、という決着になるものと見られる。

《遠藤俊幸》

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