米トヨタ、高度な自動運転車の安全な開発手順を策定

トヨタの新型自動運転実験車 TRI-P4。レクサスLSベース(参考画像)
トヨタの新型自動運転実験車 TRI-P4。レクサスLSベース(参考画像)全 3 枚

トヨタ(Toyota)の米国部門は11月12日、他の自動車メーカーと協力して、高度な自動運転車の安全な開発手順を策定した、と発表した。

これは、トヨタが加盟している自動運転車の安全基準を構築することを目的にしたコンソーシアム、「AVSC」(オートメーテッド・ビークル・セーフティ・コンソーシアム)が中心になって策定したもの。このコンソーシアムは、2019年4月に設立された。トヨタ自動車、GM、フォードモーター、SAE(米国自動車技術協会)が中心となって、設立された。現在は、ダイムラー、ウーバー、リフト、ホンダも加盟している。

AVSCの目的は、自動運転車の安全基準を構築すること。加盟企業は現在、自動運転車の実用化に向けて、研究開発を進めている。SAEが定める「レベル4」「レベル5」の自動運転車の開発が目標だ。完全自動運転を可能にするレベル4とレベル5では、高度な安全性が求められることから、自動運転車の安全基準を作るコンソーシアムが立ち上げられた。

今回、トヨタはAVSC加盟の他の自動車メーカーと協力しながら、高度な自動運転車の安全な開発手順を策定した。レベル4やレベル5の自動運転車の開発テストにおいて、車両に乗車するエンジニアの作業手順などを定めたものだ。自動運転システムの安全を監視するエンジニアに必要な資格やトレーニング方法について、定めている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「通勤とか買い物にちょうどよさそう」オシャレ系特定小型原付『ウォンキー』にSNSでは反響
  2. メルセデスベンツ『Vクラス』次期型は大胆チェンジ! 極上の移動空間を提案…上海モーターショー2025
  3. 満充電で3~4年間保管&50回以上のエンジン始動も、ナトリウム電池採用のジャンプスターター発売
  4. レクサス『ES』新型に初のEV登場、日本発売は2026年春…上海モーターショー2025
  5. 「4リングがない」アウディの新ブランド「AUDI」、第一弾『E5スポーツバック』発表…上海モーターショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  2. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  3. ホンダと「3COINS」がコラボ、名車『S800』や『N360』イラストのTシャツなど限定販売
  4. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  5. 東レ、偏光サングラスでの利用を可能にする新たなHUD技術を開発…フロントガラス全面展開も視野に
ランキングをもっと見る