フォーミュラEnjoy、2020年は鈴鹿・岡山を舞台に全7戦を開催

フォーミュラEnjoy(イメージ)
フォーミュラEnjoy(イメージ)全 3 枚

入門クラスフォーミュラ「フォーミュラEnjoy」の2020年シーズンは「鈴鹿・岡山統一シリーズ」として、鈴鹿サーキット5戦、岡山国際サーキット2戦の全7戦で開催されることが発表された。

フォーミュラEnjoyは、鈴鹿サーキット及び鈴鹿市近郊のレーシングカーコンストラクターやレースガレージで構成される「フォーミュラEnjoy運営協会」により、2003年にスタートした入門クラスのフォーミュラ。「ローコスト」「イコールコンディション」そして「エンジョイ」をコンセプトとし、レース未経験者でも気軽に参戦できるカテゴリとして17年に渡り鈴鹿サーキットのクラブマンレースでシリーズ戦が開催されてきた。他のサーキットでの開催を望む声もあり、2018年からは岡山国際サーキットで特別戦が年間1戦開催されたが、2020年からはこれが公式戦となり、鈴鹿サーキット5戦、岡山国際サーキット2戦の全7戦のシリーズとなる。

これに伴い、ランキングポイントのルールも変更され、これまで全6戦中5戦の有効ポイント制だったのが、鈴鹿4戦プラス岡山1戦の有効ポイントとなる。さらには岡山戦は特別ポイントラウンドとして1.2倍のポイントが与えられるなど、岡山戦に参戦すれば有利となるポイントシステムとなる。なお、最終戦の鈴鹿ラウンドにも1.3倍のポイントが与えられる。

変更は開催サーキットだけではなく、使用車両についても変更が行われ、これまでは2003年から使用され続けてきたFE1と、2015年に新たに投入されたFE2の混走だったが、2020年からはFE2のワンメイクレースとなる。

また、フォーミュラEnjoyは参加ドライバー全員が楽しめるよう、ユニークなポイントシステムが採用されている。レース順位に与えられるポイントだけではなく、予選結果によりタイムハンディキャップが決められ、そのタイムをレース結果に加えた順位に対し「エンジョイカップ賞」が与えられる。チャンピオンシップはレース順位のポイントと、エンジョイカップ賞のポイントとの合計で争う。つまり速い人だけでなく、参加したドライバー全員にチャンスがあるポイントシステムとなっているわけだ。参戦環境に関しても、レース時にはパドックにホスピタリティブースを設置。さらに福山英朗選手によるアドバイス、情報提供や飲食サービスも行われ、ハード・ソフト両面から参加選手をサポート。入門クラスとしてはほかに類を見ないほど充実した参戦環境が提供されており、レース経験がない人、しばらくレースから遠ざかっていた人などが新たに参戦するのに絶好のカテゴリとなっている。

フォーミュラEnjoyが生まれ変わる新たなシーズンは2020年3月15日、鈴鹿サーキット国際レーシングコース フルコースが舞台となり、全7戦のシーズンが幕を開ける。

■2020 フォーミュラEnjoy鈴鹿・岡山 統一シリーズ 暫定カレンダー
第1戦 3月14日(土)・15日(日)/鈴鹿サーキット(フルコース)
第2戦 4月18日(土)・19日(日)/岡山国際サーキット
第3戦 5月23日(土)・24日(日)/鈴鹿サーキット(フルコース)
第4戦 8月8日(土)・9日(日)/岡山国際サーキット
第5戦 9月20日(日)/鈴鹿サーキット(西コース)
第6戦 11月22日(日)/鈴鹿サーキット(フルコース)
第7戦 12月12日(土)・13日(日)/鈴鹿サーキット(フルコース)
※上記カレンダーは暫定につき、変更になる場合があります。

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る