最後のフロントエンジン コルベット、270万ドルで落札…新車価格の33倍以上

先代シボレー・コルベットの最終モデル
先代シボレー・コルベットの最終モデル全 1 枚

GMのシボレーブランドは11月15日、先代シボレー『コルベット』(Chevrolet Corvette)の最終モデルが、米国工場からラインオフした、とツイッターで発表した。

このコルベットは、7世代目モデル「C7」の最後の1台だ。コルベットはモデルチェンジを受けて、8世代目となる新型の『コルベット スティングレイ』が発表されたばかり。新型はミッドシップレイアウトに変更されたため、今回ラインオフした1台は、フロントエンジン搭載の最後のコルベットになった。

シボレーは2019年7月、C7コルベットの最終モデルを購入する権利を、米国コネチカット州で開催された自動車オークション「バレットジャクソン」に出品した。最後のフロントエンジン搭載のコルベットは注目を集め、270万ドル(約2億9365万円)という高値で落札された。270万ドルの落札価格は、新車価格の33倍以上。自動車メーカーが寄贈した車両としては、バレットジャクソン史上、最高値記録になるという。

GMはオークションの収益金を、アメリカ同時多発テロ事件で多くの人命を救うために亡くなったニューヨーク市の消防士、スティーブン・シラーの功績を称え設立された「ステファンシラー・トンネルトゥタワーズ財団」に寄付する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る