【メルセデスAMG A35 新型試乗】加速はまさにハイパフォーマンスカーのそれ…山崎元裕

新シリーズ「35 4MATIC」の第一弾

A250の2L直列4気筒ターボを独自にチューニング

加速はまさにハイパフォーマンスカーのそれ

メルセデス AMG A 35 4MATIC Edition1
メルセデス AMG A 35 4MATIC Edition1全 16 枚

新シリーズ「35 4MATIC」の第一弾

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メルセデスAMGの新シリーズ、「35 4MATIC」が誕生した。その第一弾モデルとして登場したのが、今回試乗した現行『Aクラス』がベースの『A35 4MATIC』だ。

【画像全16枚】

ちなみに試乗車は、その発表記念特別仕様車として設定された「Edition1」で、エクステリアカラーにデニムブルーを採用したほか、大型のフロントスプリッターやフロントバンパーサイドに追加されたフリック、リアウイング、19インチ径のAMGマルチスポークアルミホイールなど、エクステリアでも特別なディテールが与えられている。

さらにインテリアでは、アクセントステッチの入った、専用のマググレー/ブラックのツートーンレザーDINAMICAのAMGパフォーマンスシートのほかに、EDITIONロゴ入りのAMGパフォーマンスステアリングが採用されるなど、特別装備の内容は多岐にわたる。

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A250の2L直列4気筒ターボを独自にチューニング

A35 4MATICの直接のライバルとなるのは、やはりVWの『ゴルフR』、そしてアウディの『S3』といったところだろうか。そのようなことを考えながら、ドライバーズシートに身を委ねる。ちなみにメルセデスAMGにとって、このA35 4MATICは確かに壮大なラインナップのエントリーモデルでもあるが、これまでその役を担っていたA45もすでに新型が発表されている。この両モデルはどのように差別化され、各々に独自の世界を演出しているのか。それを体験するにはまだ若干の時間が必要だ。

A35 4MATICに搭載されるエンジンは、「A250」に搭載される2リットルの直列4気筒ターボをベースに、メルセデスAMGが独自のチューニングを施したものだ。そのフィーリングは自然吸気エンジンのそれに近く、低速域でもアクセルペダルを踏み込めば、ほとんど遅れを感じることなく加速に必要なトルクが発揮される。

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最高出力&最大トルクは306ps&400Nm。中速域から高速域で感じる力強さやシームレスな加速感は、ツインスクロールターボ、そしてCAMTRONICと呼ばれる可変バルブリフトシステムの効果が最も強く表れている部分といえるだろう。7速のデュアルクラッチトランスミッションの動きにも違和感はない。それはもちろんマニュアル操作することも可能だが、それを必要としないほどに例えばコーナーの進入時などには車速などから適切なギアを選択する。

センターコンソールに上に備わる、AMG DYNAMIC SELECTのスイッチでは5つのドライブモードをチョイスすることができる。「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツプラス」、「スリッパリー」「インディビジュアル」の各々がそれで、今回は試乗がクローズされたコースだったため、おもにスポーツとスポーツプラスのモードでドライブを楽しむことにした。

加速はまさにハイパフォーマンスカーのそれ

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コンパクトなハッチバックボディにオーバー300psのエンジン、そして通常時には前後で100:0、必要時には50:50まで駆動力を可変してくれる4MATIC機構を持つA35 4MATIC。その加速はまさにハイパフォーマンスカーのそれと表現してよいだろう。

フロントサスペンションはねじり剛性をさらに高めるために、アンダーボディーの前部に2本のブレースを追加。リアサスペンションもサブフレームを介してボディーにリジッドマウントされるだけに、ドライブをスタートしてまず感じたのはステアリングの正確さ。さらにこのEdition1では、AMG RIDE CONTROL サスペンションも標準装備となり、減衰力を自動的に連続可変することで、常に最適な減衰力とともに快適なフィーリングを得ることが可能になっている。先代のA45 4MATICから受け継がれたというブレーキシステムも、素晴らしいフィーリングを感じさせてくれた。

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A35 4MATICは本当に素晴らしいハイパフォーマンスカーであり、コーナリングマシンだ。ゴルフRやS3といったライバルとは一味違うホットハッチに乗りたいというのならば、このモデルを選択するのは、あるいはその先に待つ新型A45 4MATICを待つのは間違った選択ではないだろう。

もちろん 5ドアハッチバックとしての実用性、機能性はベースのAクラスと変わるところはない。最新の対話型インフォテインメントシステム、MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)、テレマティックサービスのMercedes me connect等々、最新の装備がカーライフを魅力的に、そしてスマートに演出してくれるのだから。

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■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
おすすめ度:★★★★

山崎元裕|モーター・ジャーナリスト(日本自動車ジャーナリスト協会会員)
1963年新潟市生まれ、青山学院大学理工学部機械工学科卒業。少年期にスーパーカーブームの洗礼を受け、大学で機械工学を学ぶことを決意。自動車雑誌編集部を経て、モーター・ジャーナリストとして独立する。現在でも、最も熱くなれるのは、スーパーカー&プレミアムカーの世界。それらのニューモデルが誕生するモーターショーという場所は、必ず自分自身で取材したいという徹底したポリシーを持つ。

《山崎 元裕》

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