LM002、ハラマ、そして歌舞伎仕様アヴェンタドール…ランボルギーニデイ2019開催

片岡愛之助さん(右)とアウトモビリランボルギーニCEOのステファノ・ドメニカリ氏
片岡愛之助さん(右)とアウトモビリランボルギーニCEOのステファノ・ドメニカリ氏全 24 枚

アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンは11月22日、本年で4回目となる「Lamborghini Day Japan 2019 BE OUT OF THE ORDINARY」を、大阪のGLION MUSEUM で開催した。

会場入り口付近には『LM002』や『ハラマS』をはじめ、『チェンテナリオ』などの歴代ランボルギーニが展示され、来場者をお出迎え。メイン会場のステージには“歌舞伎”をテーマにした『アヴェンタドールSVJロードスターJP63』と『ウラカンEVOスパイダー JP63』、そしてもう一台アヴェンタドールSVJロードスターが展示されていた。また、別会場にはランボルギーニのマーチャンダイズとしてウォレットやキーリング、ウェア類。そこには『ミウラSVR』と『ウラカンGT3』が置かれ、注目を集めていた。

また、別棟はアドペルソナムをメインにこちらも歌舞伎をテーマにした『ウルス』とアドペルソナムが手掛けた「アヴェンタドールSV」、そして、ランボルギーニ・チェントロスティーレのミティア・ボルケルト氏自らが実際にスケッチやドローイングが行われるコーナーも人気が集中していた。

今回参加者は一度大阪城に集合ののち、市内をパレードしながら会場に向かった。参加車両はおよそ170台、400人以上が集まったという。

同社CEOのステファノ・ドメニカリ氏は会場で「日本は我々のブランドにとってとても特別な国だ。日本のお客様はどういった職業の方であれ、バリューや我々の文化の独自性、テクノロジーをはじめ、ランボルギーニがこれまでスペシャルな形で提供してきたデザインやフォルムなどを理解してくれている」とコメント。

2019年は650台を販売出来そうだとし、「今後も日本でランボルギーニというブランドのプレゼンスを高めることがとても重要と認識している。我々は日本のカスタマーと一緒にしっかりと(お互いの)文化を融合した形でさらにプレゼンスを高めてきたい。今回発表した(ステージ上の)2台は日本のために、日本のことを考えて、日本のお客様のために作ったものだ」とコメント。

さらに、「ランボルギーニはとても素晴らしいポートフォリオに誇りを持っている。そこに日本に対しての愛を込め、それは徐々に強くなってきている。過去に日本でのランボルギーニ50周年を祝ったこともあったことからも明らかだ」とし、2020年は「ランボルギーニラウンジをオープンする。このアドペルソナムラウンジを使うことで、自分のランボルギーニをカスタマイズすることが出来る。そして日本を拠点にランボルギーニのブランドを地域全体に広げていく所存だ」と明かした。

さて、今回3台公開されたJP63についてボルケルト氏は、「日本でしか出来ないアイディアを考えた時に、歌舞伎の舞台を思い浮かべた。歌舞伎は日本の文化の中心の主たるものと思い、それをインスピレーションとして作ってみた」という。

まず“歌舞伎”の歌をテーマにしたアヴェンタドールSVJロードスター JP63は、「“歌”イコールV型12気筒エンジンの音を表している。そして“舞”はダンス。つまり俊敏に動くというダンスをそのままウラカンEVOスパイダー JP63が性能で表現。“伎”は技としてウルスが表現。どんな人が乗っても技がしっかりと仕込まれていることからその自由度を高めてドライビングを楽しめるようになっている。因みに白は特別カラーだ」と説明した。なおJP63はそれぞれワンオフモデルとなっており、アヴェンタドールSVJロードスターは63台限定。いずれもアドペルソナムの手が加えられている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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