JR東日本千葉支社は11月22日、成田線空港第2ビル駅(千葉県成田市)の改札口を12月10日から改良すると発表した。
同駅は成田空港第2ターミナルと直結した成田国際空港へのアクセス駅のひとつだが、京成電鉄(京成)の列車も乗り入れているため、JRの改札を出た後に京成側の改札を通過しなければならない「二重改札」状態だった。
そこで、入口と出口に分かれているJR改札口のうち、出口用の改札口を廃止。現在の入口用改札を拡張して出入口化することで、不便な状態を解消することになった。
これにより、現在は遠回りを余儀なくされているJR改札口から国内線、国際線出発ロビーへの経路が短縮され、利便性が大幅に向上する。
改良される改札口の概要。上が改良前、下が改良後。改良後はJR改札口が拡張される。この改良については、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックで成田空港の利用者の増加が見込まれることから、JR東日本千葉支社・京成・成田国際空港・成田空港高速鉄道の4者が2017年に成田空港駅を含む改良を図るための検討委員会を設置。同年8月には4者と関係行政機関によるプロジェクト推進委員会が発足し、空港第2ビル駅の二重改札解消が盛り込まれていた。