シボレー コルベット 新型、ミッドシップオープン発表…ロサンゼルスモーターショー2019

16秒で開閉できる電動ハードトップ

コンバーチブル専用チューンの足回り

6.2リットルV8は最大出力495hp

シボレー・コルベット・スティングレイ・コンバーチブル 新型(ロサンゼルスモーターショー2019)
シボレー・コルベット・スティングレイ・コンバーチブル 新型(ロサンゼルスモーターショー2019)全 16 枚

GMのシボレーブランドは、ロサンゼルスモーターショー2019に、新型『コルベット・スティングレイ・コンバーチブル』(Chevrolet Corvette Stingray Convertible)を出展した。

「コルベット」は、米国を代表するスポーツカーだ。新型は8世代目モデル。シボレーは、8世代目となる新型コルベットに、「スティングレイ」のサブネームを付した。7月に発表されたクーペに続いて、今度はオープンボディの「コンバーチブル」にも、新型が登場した。

16秒で開閉できる電動ハードトップ

新型には、歴代初の電動ハードトップが採用された。ツーピースのハードトップは、16秒で開閉できる。48km/h以下なら、走行中でも開閉が可能だ。6個の電動モーターで作動する。ボディ同色のハードトップを標準装備した。オプションでカーボンフラッシュのメタリック塗装が選択できる。

ハードトップは、ミッドシップのエンジンの上に格納される。複合素材を使用した軽量ハードトップが、エンジンの熱対策が施されたコンパートメントに収納される設計とした。シボレー・コルベット・スティングレイ・コンバーチブル 新型シボレー・コルベット・スティングレイ・コンバーチブル 新型

キャビン後方には、ガラス製のディフレクターを装備する。静粛性を向上させるために、ガラス製ディフレクターは風切り音を減らすように設計されている。クーペの「Z51パフォーマンスパッケージ」と同じリアスポイラーを装備した。シボレーによる、ルーフを閉じた際の空力性能は、クーペとコンバーチブルで同じになるという。

ルーフを開けた時でも、トランクに2セットのゴルフクラブを積載できる。トランクは、クーペと同じ容量だ。また、コンバーチブルはクーペ同様、フロントフードの下に収納スペースを持つ。ここには、航空機の機内持ち込み手荷物とラップトップバッグが収納できる。

コンバーチブル専用チューンの足回り

エクステリアはクーペ同様、キャノピーフォワードのデザインが、「F22」や「F35」などの戦闘機にインスパイアされたものだ。

フロントには、プロジェクターを組み込んだ薄型LEDヘッドライトを採用する。ボディサイドには、エンジン冷却とエアロダイナミクス性能を高めるために、大型エアインテークが配される。LEDテールランプには、アニメーションターンシグナルが組み込まれた。エグゾーストパイプは、4本出しとした。シボレー・コルベット・スティングレイ・コンバーチブル 新型シボレー・コルベット・スティングレイ・コンバーチブル 新型

スプリングとダンパーは専用チューンされており、コンバーチブル専用のシャーシに仕立てられた。シボレーによると、クーペとほぼ同じパフォーマンスを可能にしているという。

シボレーによると、高度なパワートレインシステムとシャシーチューニング、格納式ハードトップを組み合わせることにより、新型は史上最も妥協のないコルベットのコンバーチブルになるという。

6.2リットルV8は最大出力495hp

新型コルベット・スティングレイ・コンバーチブルの最大の特長が、従来のフロントエンジンレイアウトから、ミッドエンジンレイアウトへの変更だ。新型は、コルベット史上初のハードトップ・コンバーチブルおよびミッドエンジンのコンバーチブルとなる。

新型コルベット・スティングレイ・コンバーチブルのミッドシップには、直噴6.2リットルV型8気筒ガソリンエンジンが搭載される。このセグメント唯一の自然吸気エンジンには、ドライサンプオイル潤滑システムや気筒休止システムを採用した。パフォーマンスエグゾースト装着車の場合、最大出力は495hp/6450rpm、最大トルクは65kgm/5150rpmを引き出す。

トランスミッションは、パドルシフト付きの8速デュアルクラッチだ。素早いシフトチェンジと優れた動力伝達を可能にする。この8速デュアルクラッチ・トランスミッションは、マニュアルとオートマチックの両方の利点を兼ね備える。ステアリングホイールの左右に設けられたダブルパドルは、クラッチ解除機能を持つ。ドライバーは両方のパドルを操作してクラッチを切り、マニュアル操作することができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る