【F1】レッドブル、最速ピットストップ記録 1.82秒 を最終戦で更新できるか…無重力下で特訓!?[動画]

レッドブルが“無重力下でのF1ピットストップ”にチャレンジ。
レッドブルが“無重力下でのF1ピットストップ”にチャレンジ。全 8 枚

F1を戦うレッドブル(Red Bull)は、今季第20戦ブラジルGPで最速ピットストップ記録を更新する“1.82秒”をマーク。最終第21戦アブダビGP(12月1日決勝)でのさらなる記録更新も期待されるが、無重力下でピットストップに挑んだ映像の公開でも注目を集めている。

ホンダ製パワーユニット(PU)を搭載して2019年シーズンのF1を戦っているレッドブル(アストマーティン・レッドブル・レーシング)は、11月17日決勝の第20戦ブラジルGPでシーズン3勝目を達成(3勝ともマックス・フェルスタッペン)。そしてこのレースでは、1.82秒というピットストップ(タイヤ交換)の最速新記録も樹立したとされる。レッドブルが明らかにしたところによれば、これは7月のドイツGPでレッドブルが記録した1.88秒を更新したものだという。

今季のF1もいよいよ今週末(11月30日~12月1日)の最終戦アブダビGPを残すのみだが、レッドブル・ホンダには2連勝でのシーズン4勝目のみならず、この最速ピットストップ記録のさらなる更新にも期待がかかる。

そしてそのレッドブル(redbull.com)が最近公開したピットストップに関する“映像”が話題になっている。なんと無重力下でF1マシンのピットストップに挑戦したというもので、もちろんこれが最速ピットストップを可能にする特訓というわけではないだろうが、興味深い映像に仕上がっている。

ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センターに2005年型F1マシンのレッドブルRB1を持ち込み、これを無重力状態を生み出すことができる特別な航空機に乗せて、空へ。実にレッドブルらしい奇想天外なチャレンジといえよう。サポートチーム・コーディネーターを務めるマーク・ウィリスが、「私はスペシャルなイベントに何回も参加してきた。ユニークな場所でユニークなプロジェクトをたくさん実行してきたが、今回が最も独特で最もスペシャルなものだった。なぜなら、他と比べようがないからさ」とコメントするほどだ。

ある意味では究極ともいえる挑戦を敢行したレッドブルだが、今後もさらなるフィールドへの進出が期待されるところ。撮影ディレクターを務めたアンドレアス・ブルンスは「月にでも行こうか!」とコメントしている。

F1の方に話を戻すと、再来年の2021年シーズンもレッドブルとホンダの共闘が決まったことが、アブダビGP直前に公表された(当初契約は2019~2020年だった)。なお、レッドブルの姉妹チームで、レッドブルより1年早く2018年からホンダ製PUで戦っているトロロッソについても、ホンダとの共闘が(少なくとも)2021年まで続くことが決まっている。

また、2020年シーズンを戦うF1各チームのレースドライバーもアブダビGP前までに出揃い、今季後半戦からの変動が少ない布陣となった。ルノーがN.ヒュルケンベルグに代えてE. オコン(F1復帰)を、ウイリアムズがR. クビサに代えてN. ラティフィ(新人)をそれぞれ起用する以外の18シートは、今季後半戦と同じ顔ぶれだ。来季開幕を迎える段階では、日本人レースドライバーの不在が継続されることになる(トロロッソは来季からチーム名が「アルファタウリ」になると見込まれている)。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 第二期「洗車場ブーム」到来?…純水・トンネル型・エンタメ性・AI認証決済など進化する洗車場
  2. 【VW ゴルフTDI 新型試乗】装備とスタイルで取るか、「足」で取るか…中村孝仁
  3. そのニオイ、原因はエバポレーター! 今すぐできる簡単DIY洗浄法とは?~Weeklyメンテナンス~
  4. メルセデスベンツに“ベイビーベイビーGクラス”? EQB後継の『GLB EV』準備中!
  5. 愛犬と乗れる電動原付『PONY2』発売、折りたたんでクルマに搭載も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  2. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  3. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  4. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  5. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
ランキングをもっと見る