テクノロジーを盛り込みながら手の届く価格にした RAV4…工藤貴宏【日本カーオブザイヤー2019-2020】

トヨタRAV4
トヨタRAV4全 11 枚

1980年から始まった、その年を代表するクルマを決める日本カーオブザイヤー。節目となる今回の、第40回「日本カー・オブ・ザ・イヤー2019-2020」。選ばれたのは、トヨタ『RAV4』だった。

以下は、RAV4に満点である10点をつけた工藤貴宏氏の、日本カーオブザイヤーHPに掲載されたコメント。

☆☆☆

RAV4は日本市場でしばらくお休みしていて3年半ぶりの復活ですが、新型を発売したら瞬く間に人気となったのは、2019年の新型車業界におけるトピックのひとつでした。しかし、その理由を考えてみるとRAV4の注目すべきポイントが見えてきます。

SUVをアクティブに使うユーザーにとって荷室の使い勝手は需要ですが、RAV4はクラス最大級の広い荷室など、優れたパッケージングが秀逸。さらに、新開発のテクノロジーを盛り込みつつ、それでいて手の届きやすい価格に抑えていることも見逃せません。そんな総合力を評価しました。

走りだけでなく燃費にもメリットがある新開発の4WDシステム、そしてCVTやハイブリッドシステムといった従来よりも人間の感覚に寄り添ったパワートレインなどユーザーが実際にメリットを得られる技術が多いことにも注目しました。

さらに、2020年の夏に発売する、環境性能と動力性能を高い次元でバランスさせた新開発プラグインハイブリッドシステムの新しい方向性も興味深いものです。

☆☆☆

工藤氏の全投票点数(掲載はノミネート番号順)
トヨタ カローラ/カローラツーリング:3点
トヨタ RAV4:10点
ホンダ N-WGN/NWGN Custom:3点
マツダ MAZDA3:6点
BMW 3シリーズ セダン:3点

《出典:日本カー・オブ・ザ・イヤーHP》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  4. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る