ダイハツ、「音声による点検結果入力システム」を改良 法定12か月点検での運用開始

音声による点検結果入力システム(イメージ)
音声による点検結果入力システム(イメージ)全 1 枚

ダイハツは12月12日、「音声による点検結果入力システム」を改良・進化させ、「法定12か月点検」での運用を全国で開始したと発表した。

少子高齢化などにより、自動車整備業界では整備士不足が喫緊の課題となっている。この「音声による点検結果入力システム」は、点検・整備の時間短縮や精度向上により、限られた人員でスピーディかつ効率的な点検・整備を行うとともに、サービス品質を向上させることを狙いに開発したものだ。

これまで整備士は点検・整備を行うに当たり、都度所定の記録簿に結果を手書きで記入、さらに顧客に結果を報告する書類の作成などにも時間を要していたが、このシステムでは、整備士はウェアラブルマイクを装着し、専用タブレット端末を用いて点検・整備を実施。顧客に報告する点検結果シートもワンタッチで作成・印刷できる。

点検項目は予め設定した順番で読み上げられ、整備士はそれに従い点検を実施する。「良好」「交換の必要あり」など点検結果を発話すると内容は自動的に記録。また、デジタルトルクレンチを用いた作業の場合は、その数値も自動記載されるため、トレサビリティ向上にもつながる。全国のダイハツ販売会社では、2018年2月から同システムを「1人作業に特化した6ヶ月点検」時に運用を開始していた。

そして、今回のシステム進化により、サービス現場で最も要望の高かった「共同作業」に対応。「法定12ヶ月点検」での運用が可能となった。さらに、タイヤローテーション後の測定値の自動反映など、IT活用による作業の効率化を進め、整備士への負担を低減。ダイハツでは、同システムによりサービス作業の効率化と品質向上を実現し、スピーディで安心感のある点検整備を提供していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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