白井市役所、災害対策にキャンピングカー活用へ…避難所の支援に

避難所等に派遣されるハイエースキャンピングカー
避難所等に派遣されるハイエースキャンピングカー全 11 枚

13日、千葉県白井市は、キャンピングカー社(東京都)と災害時の避難所等へのキャンピングカーの貸し出しに関する協定を結んだ。貸し出されるのは、ベッド、冷蔵庫、サブバッテリーなどを架装したトヨタ『ハイエース』に、ソーラーパネルや自動ラップ式トイレなど災害装備を追加した車両となる。

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キャンピングカー社は、この協定書に基づき、白井市の要請があれば災害用の装備を施した車両を派遣する。

車両は、ジャパンキャンピングカーレンタルセンターがレンタルしている「セレンゲティ」「ロビンソン771」に、市が指定したソーラーパネル・AC100Vの給電設備・自動ラップ式トイレ(100回分)が追加される。同仕様の車両をおよそ20台ほど保有しており、平時はレンタカーとして貸し出しているものだが、要請があれば必要な台数を確保する。自動ラップ式トイレは、水を使わないで汚物をその場でラップして処分できる簡易式トイレだ。

ベース車両の主な装備は、7人分のベッド(運転席上部のバンクベド3名、リア2段ベッド、ダイネット変形で2名)、4人がけのダイニングテーブル、シンク、カセットコンロ、水タンク(20リットル)、冷蔵庫、FFヒーターなど。ACアウトレットは最大1500Wまで(冷蔵庫含む)対応する。ルーフファンは給排気可能なタイプが取り付けられる。網戸・目隠しシェードでプライバシー確保も可能。ボディサイドには、ロール式のターフもある。

白井市は、貸し出される車両を、避難所のスタッフやボランティアの詰め所・休憩所、被災地の巡回診療、重度被害者等のためなどに使うことを考えているという。

協定書の調停式で、白井市の笠井喜久雄市長は「幸いにも、今年の台風被害では市内の人的被害はなかったが、常にそうとは限らない。避難所の確保や避難生活のクオリティ確保などの課題に役立てたい。また、このような協力をいただけることも嬉しく思う。災害に強いまちづくりにぜひ活かしたい。」と協定を歓迎した。今後の展開については、「避難所対策では、EVの活用などさまざまな方面との協力を今後も考えていく。」とした。

キャンピングカー 代表取締役社長 頼定誠氏は「キャンピングカーは動く家として避難所でも役立つものだと思っている。災害はないに越したことはないが、いざというときに市に使ってもらえる意義は高い」とコメントした。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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