三菱 アウトランダー PHEV に「ベスト・ユーズド・プラグインハイブリッド賞」 英誌

三菱 アウトランダー PHEV(欧州仕様)
三菱 アウトランダー PHEV(欧州仕様)全 8 枚

三菱自動車の欧州部門は、『アウトランダーPHEV』(Mitsubishi Outlander PHEV)が、「2020ベスト・ユーズド・プラグインハイブリッド」賞を受賞した、と発表した。

2020ベスト・ユーズド・プラグインハイブリッド賞は、英国で影響力のある消費者誌『Driving Electric』が選出したものだ。同誌は、車に関するレビューやアドバイス、ニュースを可能な限り、専門用語を避けながら、分かりやすく掲載。ユーザーの電動車両への移行を支援するために、明確かつ簡潔に事実を紹介している。

アウトランダーPHEVは2013年10月、欧州最初の市場としてオランダで販売を開始した。その後順次、欧州各国に販売エリアを拡大してきた。

アウトランダーPHEVは2019年モデルで、駆動用バッテリーとエンジンを新設計する大幅改良を実施した。モーターやジェネレーターの出力を向上させるなど、プラグインハイブリッドEVシステムの主要構成部品のうち、ほぼ一新といえる約9割のコンポーネントを改良している。

エンジン排気量は、2.0リットルから2.4リットルに、400cc拡大した。このガソリンエンジンは、カムプロフィールの変更とバルブタイミング制御により、アトキンソンサイクル化を図り、低回転域で効率性の高い発電を可能にしている。

また、エンジン発電制御を全域で見直し、エンジン音を大幅に低減させることで、発電によるエンジン始動時の違和感を低減した。三菱自動車の欧州部門によると、モーター駆動が生み出す気持ちよい走りが、いっそう楽しめるチューニングを施しているという。

さらに、駆動用のリチウムイオンバッテリーの蓄電容量は、約15%向上させ13.8kWhに。最大出力も約10%引き上げた。ジェネレーターやリアのモーターの出力も約10%向上させることにより、力強い走りを追求した。パワースペックは、エンジンが135ps、フロントモーターが82ps、リアモーターが95psとなる。

環境性能に関しては、国際基準の新燃費表示「WLTPモード」で、燃費が49.5km/リットル、CO2排出量が46g/km、EVモードの航続は最大45km。動力性能は、0~100km/h加速が10.5秒、最高速が170km/h。EVモードの最高速は135km/hに到達する。

三菱自動車の欧州部門は、アウトランダーPHEVがこの名誉ある賞を受賞したのは、より環境に優しい運転をし、ユーズドPHEVからリアルワールドの恩恵を得たいと考えるユーザーにとって、アウトランダーPHEVが非常に魅力的な中古車の選択肢になることを証明するもの、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
  4. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  5. 狭い道! 制限1.7m、昔からあったのが「42条2項道路」…東京都小金井市
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る