メルセデスベンツ『EQS』、未来の電動 Sクラス…CES 2020に出展へ

1回の充電での航続は最大700km

デジタルフロントグリルは188個のLEDで構成

ドアにもディスプレイを配置

メルセデスベンツ・ヴィジョン EQS
メルセデスベンツ・ヴィジョン EQS全 19 枚

メルセデスベンツは、2020年1月に米国ラスベガスで開催されるCES 2020に、コンセプトカーの『ヴィジョンEQS』(Mercedes-Benz VISION EQS)を出展すると発表した。

【写真】メルセデスベンツ・ヴィジョンEQS (全19枚)

「EQ」は、メルセデスベンツが立ち上げた電動車に特化したサブブランドだ。EQブランドの最初の市販車として登場したEVが、SUVの『EQC』となる。EQブランドの市販第2弾は、ミニバンの『Vクラス』ベースの『EQV』だ。

メルセデスベンツのヴィジョンEQSは、EQブランド初のセダンコンセプトカーだ。「EQS」の「S」は、『Sクラス』を示唆していると見られ、将来の大型の電動高級サルーンを提示している。メルセデスベンツ・ヴィジョン EQSメルセデスベンツ・ヴィジョン EQS

1回の充電での航続は最大700km

ヴィジョンEQSのEVパワートレインは、前後アクスルにモーターを搭載し、4輪を駆動する4WDとなる。2個のモーターは、最大出力476hp、最大トルク77.5kgmを引き出す。強力なモーターは、0~100km/h加速4.5秒、最高速200km/hの性能を発揮する。

バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は100kWhと大容量だ。この効果で、1回の充電での航続は、最大700km(WLTP計測)の性能を備える。出力350kWの急速チャージャーに対応しており、バッテリーの8割の容量を、およそ20分で充電できる。メルセデスベンツ・ヴィジョン EQSメルセデスベンツ・ヴィジョン EQS

デジタルフロントグリルは188個のLEDで構成

ヴィジョンEQSには、世界初の188個のLEDで構成されるデジタルフロントグリルを装備した。ヘッドランプには、2つのホログラフィックレンズモジュールを備えたデジタルライトを採用する。メルセデスベンツによると将来、ほぼ無制限の照明バリエーションを可能にするという。リアには、229個の光る星で構成されたライトベルトを採用し、ブランドのロゴを従来にない新しい方法で輝かせる。

インテリアは、ラグジュアリーヨットの世界からインスピレーションを得ている。未来的なデザインで、コンパクトなステアリングホイールや大型ディスプレイモニターが特長だ。両側のドアにも、ディスプレイモニターが装備される。また、シートは独立4シーターで、フローティング構造のセンターコンソールが、前後を貫くデザインを採用している。

インテリアの素材には、クリスタルホワイトの「DINAMICA」マイクロファイバーやメープルトリムを採用した。これは、リサイクルされたペットボトルから作られている。人工レザーも使用されており、ナッパレザーのような微細な表面仕上げとした。ルーフライナーに使用される素材は、特別なプロジェクトから生まれたものだ。海洋廃棄物プラスチックからリサイクルされた素材を用いて、新たなレベルの持続可能な素材を提示している。メルセデスベンツ・ヴィジョン EQSメルセデスベンツ・ヴィジョン EQS

ドアにもディスプレイを配置

大型ディスプレイモニターは、センターコンソールから浮かび上がるように見える。車両の各種機能は、ディスプレイのタッチコントロールで操作できるようにした。運転席と助手席のドア部分にも、ディスプレイをレイアウトする。将来的には、助手席の乗員も、「Mercedes me ID」を入力することができるようになるという。

マンマシンインターフェースを構成するのは、ディスプレイだけではない。室内全体に配された「アンビエントライトバンド」は、室内の乗員の着座位置情報によって通信できるコネクテッドライトだ。車内に特別な照明ムードを作り出したり、乗員に情報を伝えたりすることができる。

《森脇稔》

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