屋根に載せるだけで3D空間データが収集できる「LiDAR kit」、パイオニアが開発…CES 2020

3D空間データ収集LiDAR kit イメージ
3D空間データ収集LiDAR kit イメージ全 5 枚

パイオニアの子会社であるパイオニアスマートセンシングイノベーションズ(PSSI)は、乗用車などへ後付けでき、車両の周辺環境を高精度・高解像度に検知できる「3D空間データ収集LiDAR kit」を開発し、その試作モデルを米国ラスベガスで開幕した「CES 2020」に出品した。

【画像全5枚】

今回開発したLiDAR kitは、3D-LiDARセンサーとカメラ、GNSS(全球測位衛星システム)を一体にしたハードウェアと、物体認識や位置推定、差分抽出を行うソフトウェアアルゴリズムをセットにしたトータルソリューションだ。周辺環境や路面標示、道路の凹凸などの情報まで含む3D空間データは、地図更新のほか、マーケティング用データの作成などへ活用可能。LiDAR kitは、乗用車や業務車両などのルーフ上に簡単に後付けでき、複雑な調整を行うことなく周辺物体の位置や距離、形などを正確に検知し、3D空間データとして収集できる。

PSSIは、3D空間データの収集・活用を効率的かつコストを抑えて行いたい企業向けに、2020年秋よりLiDAR kitの販売を開始する予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  2. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  3. 三菱『デリカD:5』新型発売、価格は451万円から…SUVとミニバンが融合「三菱らしさ」武器に
  4. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  5. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る