ゴーン被告の海外逃亡で森法相「真に遺憾」 出入国手続きの厳格化を指示

森法相(1月9日)
森法相(1月9日)全 3 枚

森法務大臣は、昨年12月31日に、保釈中の日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告がレバノンに脱出したとの声明を発表したことに対して「法務大臣としてこの問題を覚知した後、速やかに事実関係の把握を含め適切な対処に努めるよう関係当局に指示した」との談話を発表した。

出国した事実関係については確認中だが、ゴーン被告が日本を出国した公式記録はないことから不法に出国したことが確実で「このような事態に至ったことは誠に遺憾」としている。

また、ゴーン被告が批判する日本の刑事司法制度については「個人の基本的人権を保障し、事案の真相を明らかにするために適正な手続を定めて適正に運用しており,保釈中の被告人の逃亡が正当化される余地はない」としている。

ゴーン被告の保釈は取り消され、国際刑事警察機構(ICPO)事務総局に対して日本が要請した赤手配書が発行された。

ゴーン被告の東京宅(1月3日)ゴーン被告の東京宅(1月3日)

検察当局は関係機関と連携して捜査し、ゴーン被告の逃亡の経緯を明らかにしていく。

一方、森大臣は出入国在留管理庁に対して関係省庁と連携して出国時の手続をより一層の厳格化することを指示したことも明らかにした。

東京拘置所を出るゴーン被告(2019年4月25日)東京拘置所を出るゴーン被告(2019年4月25日)

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  2. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  3. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  4. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  5. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  8. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  9. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  10. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る