トランプサイズの小型ライダーセンサー、100ドルの低価格でベロダインが量産へ…CES 2020

ベロダイン・ライダーの自動運転向け新型ライダー(LiDAR)センサー「ベラビット」(CES 2020)
ベロダイン・ライダーの自動運転向け新型ライダー(LiDAR)センサー「ベラビット」(CES 2020)全 4 枚

ベロダイン・ライダー(Velodyne Lidar)は1月7日、米国ラスベガスで開幕したCES 2020において、自動運転向けの新型ライダー(LiDAR)センサー、「ベラビット(Velabit)」を初公開した。

ベロダイン・ライダーは、1983年に設立された自動運転向けライダーの大手だ。米国カリフォルニア州に本拠を置き、車両の周囲の物体を検知するセンサーのライダーなどを手がける。2005年には、世界初の3Dリアルタイムライダーセンサーを発明して、特許を取得した。自動運転車の中核となるセンサー技術を開発している。

ベロダイン・ライダーはCES 2020において、自動運転向けの新型ライダーセンサー、ベラビットを初公開した。ベラビットは、トランプカードよりも小型のコンパクトサイズが特長で、広範なソリューションに容易に組み込むことができる。センシング能力は、最大100mまでの範囲に対応。水平視野角は60度、垂直視野角は10度まで検知できる。

ベラビットは、広い認知エリア性能を利用して、死角モニタリング、クロストラフィック検知、自動緊急ブレーキ、歩行者や自転車との安全確保に使用できる。「ベラレイ」など、その他のベロダイン製ライダーセンサーと併用することも可能だ。

ベロダイン・ライダーは、ベラビットは先進運転支援システム(ADAS)や自動運転を実現するために最適な車載ライダーソリューションとして設計。量産において100ドル(約1万円)を狙ったセンサー価格によって、ライダーを大衆化する、としている。

《森脇稔》

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