初のサウジアラビア開催戦として進行中の「ダカールラリー2020」で現地12日、二輪カテゴリーに参戦中のパウロ・ゴンサルヴェス選手が死亡する事故があった。
前日の11日がリヤドでの中間休息日(大会7日目)だったダカールラリーは後半戦に突入。その初日=ステージ7(競技7日目/大会8日目)の競技区間においてゴンサルヴェス選手の事故(詳細不明)があり、アラート検知から8分後にはメディカル・ヘリコプターが意識不明・心停止の状態の彼のもとに到着するなどした。レースを止めて安否を気遣うなどしていた選手たちの姿もあったとされる。だが、残念ながらゴンサルヴェス選手は帰らぬ人に(搬送先の病院で死亡確認がされたという)。
享年40。ゴンサルヴェス選手の冥福を祈りたい。
ポルトガル籍のライダー、ゴンサルヴェス選手は今回がダカールラリー参戦13回目。2014~19年はホンダ勢の一翼を担う存在として活躍し(18年大会はケガで出場断念)、15年大会では自己最高の二輪総合2位となっている。今回、20年大会には「Hero MOTORSPORTS TEAM RALLY」から「Hero 450 RALLY」を駆って出場していた。
2015年大会、ホンダで二輪総合2位となったときの#7 ゴンサルヴェス選手。ゴンサルヴェス選手の死を受け、大会は翌13日のステージ8に関しては二輪とクワッドのカテゴリーはキャンセルと発表している。
*本稿の内容は日本時間13日13時の時点の情報に基づく。
2015年大会、ホンダで二輪総合2位となったときの#7 ゴンサルヴェス選手。