BMW 3シリーズ に初のフルEV誕生へ…中国向けロングボディ採用、航続は440kmか

BMW 3シリーズセダンEV 開発車両(スクープ写真)
BMW 3シリーズセダンEV 開発車両(スクープ写真)全 18 枚
BMWが、主力モデル『3シリーズ』新型に設定するとみられるフルEVバージョンの開発車両をスクープサイト『Spyder7』のカメラが捉えた。

BMWは2023年までに25の電動モデルを設定することを計画しており、そのうちの1台が3シリーズになる。捉えた車両は、ヘッドライトにダミーが組み込まれるなど、フルカモフラージュされており、ディテールは不明だ。

しかし、リアにエキゾーストシステムがないことや、フロントドアに「Electric Test Vehicle」(電気テスト車両)のステッカー、さらに右フロントフェンダーに充電ポートが備えられていることからもEVモデルであることは確実だろう。

フロントエンドには、同社初の電動クロスオーバーSUV『iX3』と非常に似た密閉されたグリルを装着、コーナーエアインテークは上下二分割されるなど、専用デザインが与えられそうだ。

3シリーズEVバージョンは、大型バッテリーを搭載できるよう、ホイールベースが4.3インチ(11cm)長い中国市場専用の「3シリーズ LWB(ロングホイールベース)」をベースとしている。これはEVバージョンが中国向けとなることを示唆している。但し、欧州でテストしていることから、他国での販売も考えられる。

3シリーズ LWBが「iX3」と同じ工場で製造されていることを考えれば、3シリーズEVがiX3と一部のコンポーネントを共有する可能性もありそうだ。EVユニットは、74kWhのバッテリーパックを装備、最高出力286ps、最大トルク400Nmを発揮するリア電動モーターを搭載し、WLTPテストサイクルでの航続距離は273マイル(440km)と予想される。

市販型のワールドプレミアは、最速で2020年、遅くとも1年以内には行われる可能性がありそうだ。

新型車を最速スクープ『Spyder7』をチェック!

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. ヤマハ、V4エンジンを搭載した新型「YZR-M1」を初公開! MotoGP サンマリノGPに投入へ
  4. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  5. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る