SBドライブ、フィンランドの全天候型自動運転バス開発メーカーと協業

自動運転バス「GACHA(ガチャ)」
自動運転バス「GACHA(ガチャ)」全 4 枚

SBドライブは1月15日、全天候型の自動運転バス「GACHA(ガチャ)」を開発したフィンランドのSensible 4社と協業することを発表した。

両社は欧州および日本で自動運転バスを普及させることを目的に、まずSBドライブの自動運転車両運行プラットフォーム「ディスパッチャー」と連携させたGACHAをフィンランドの公道で運行させる予定だ。

GACHAは、先進的なセンサーを活用した自車位置の高精度な推定と障害物検知により、大雨や雪、霧が発生している場合などでもあらかじめ設定したルートを自動走行できる全天候型の自動運転バス。全長4.5×全幅2.4×全高2.8mで乗車定員は16人。最高速度は40km/hで航続可能距離は100km以上となっている。

またディスパッチャーは、複数の自動運転車両の運行を遠隔地から同時に管理・監視できるプラットフォーム。乗客の着座前発進や走行中の車内移動などをAI(人工知能)で検知して、遠隔監視者や乗客に注意喚起を行うことができる。さらにそれらの事象が過去に発生した箇所や回数を地図上で確認して運行ルートや車両設定の改善に利用できる機能や、出発地と目的地を指定して遠隔地から車両に走行指示を出す機能などを備えている。

自動運転バス「GACHA(ガチャ)」自動運転バス「GACHA(ガチャ)」

なおディスパッチャーは現在、Navya社のハンドルがない自律走行バス「NAVYA ARMA」や、日野自動車の日野ポンチョと日野リエッセをベースに先進モビリティが改造した自動運転バス、スズキ『ソリオ』、TLD社のトーイングトラクター「TractEasy」など、10種類の車両の運行管理・監視に利用できる。

両社は、ディスパッチャーと連携させたGACHAの運行実験を実施するほか、自動運転バスの運行オペレーションの確立に向けて自動車メーカーと提携することも検討。SBドライブは、今後もさまざまな自動運転車両の運行管理・監視にディスパッチャーを利用できるよう開発を進めていく。

ディスパッチャー(イメージ)ディスパッチャー(イメージ)

《纐纈敏也@DAYS》

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