ジャガー・ランドローバー、次世代シート開発中…長時間座り続けることによる健康上のリスクを軽減

ジャガー・ランドローバーの次世代シート「モーフィングシート」
ジャガー・ランドローバーの次世代シート「モーフィングシート」全 1 枚

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は1月16日、次世代のシートを開発していると発表した。長時間座り続けることによる健康上のリスクを軽減することを目指している。

ジャガー・ランドローバーのインテリア研究部門で開発されているのが、「モーフィングシート」だ。シートフォームにアクチュエーターを内蔵しており、人間が歩行している時の骨盤振動などの動きをシミュレートすることが可能。これにより、ドライバーひとりひとりに最適になるように、座面などを調整することができるという。

全世界の4分の1を超える14億人が、日常生活で椅子などに長時間座っているという。これにより、腰や臀部の筋肉が弱くなり、背中に痛みが生じる。筋肉が弱くなると、転倒などで怪我をするリスクが高まる。

ジャガー・ランドローバーによると、英国のドライバーは毎週平均で235kmを走行しているという。次世代のシートの実用化によって、長時間座り続けることによる健康上のリスクを軽減していく。

ジャガー・ランドローバーの車両には、人間工学に基づいた最新のシートデザインがすでに導入されている。その一例が、多方向のシート調整、マッサージ機能、空調機能だ。

この研究は、技術革新を通じて顧客のカーライフを幸せにするというジャガー・ランドローバーのコミットメントの一環だ。過去のプロジェクトには、乗り物酔いの影響を減らすための研究と、風邪やインフルエンザの拡散を防ぐための紫外線技術の研究などがある。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  3. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  4. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  7. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  8. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  9. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  10. ホンダが新型EVの『e:NP2』を中国で発売…北京モーターショー2024にも展示
ランキングをもっと見る