【懐かしのカーカタログ】グッチにBEAMSも…クルマ×異業種コラボ 8選

異業種コラボモデルのカタログ
異業種コラボモデルのカタログ全 9 枚
自動車メーカーと他業種のコラボモデルもしくはダブルネーム。今回は過去にリリースされた、そんなユニークな限定車のカタログを可能な限り“発掘”してみた。

◆ポール・スミス ミニ(1998年)

ポール・スミス ミニ(1998年)
英国デザインのもっとも傑出した点は、伝統の中に意外性を秘めていることだ……とカタログには本人もメッセージが綴られている。ファッションデザイナー、ポール・スミスが手がけた特別限定車で、エンジンのヘッドカバーやトランク、グローブボックス内はシンボルカラーだったシトラスグリーン。

シートとインパネアッパー部は本革、スミス製3連メーター、リヤウインドなど随所に“Paul Smith”の署名ロゴが入り、工具バッグも専用のデニム製。1500台限定のクラシック・ミニと最新モード(当時)のまさにコラボモデルだった。

◆フィアット500 by Gucci(2011年)

フィアット500 by Gucci(2011年)
グッチのクリエイティブディレクター、フリーダ・ジャンニーニとフィアットのチェントロ・スティーレ(デザインセンター)により仕立てられた特別仕様車。

多くの説明は不要だろうが、“グッチウェブ”と呼ばれるお馴染みのストライプをボディサイドのほかシート(フラウ製レザーシートの表皮は専用のGGパターン)、シートベルト、キーフォブ、500Cではソフトトップにも。スクリプトロゴバッジ(トランクとBピラー)も付く。

ボディストライプは経年変化で色落ちしていた……というのはここだけの話として。

◆スバル・インプレッサ BEAMS EDITION(2007年)

スバル・インプレッサ BEAMS EDITION(2007年)
曰く、ジャケットを着るように楽しめるクルマ。走りながら一緒に遊べて、ドアを開くたび幸せな気持ちになるようなクルマ。日本のセレクトショップの老舗ブランドとのコラボで仕立てられた1台で、ボディ色にはアクティブオレンジ・パール、ブリリアントブラウン・パール、スティールシルバー・メタリックの3色を設定。それぞれ専用の内装とオレンジの縁取りとロゴ入りメーターほか専用装備が備わっていた。

◆トヨタ・オーリス TUMIバージョン(2007年)

トヨタ・オーリス TUMIバージョン(2007年)
ビジネスバッグで今や日本でもお馴染みのTUMIとのコラボモデル。カタログはペラ(1枚モノ)だったが、こういう時のために(!?)2枚保管し、写真ではその表裏を同時にお見せしている。

実車には専用のキャリーバッグとトートバッグが付いてきた。ほかに専用のシートカバー、フロアマット、ラゲージマット、シフトノブほか、ロゴが光るスカッフプレートなどを装備。

◆トヨタ・ウィンダム COACH EDITION(2000年)

トヨタ・ウィンダム COACH EDITION(2000年)
限定1000台。高級皮革製品で有名な1941年創業のコーチの本革をシートとフロントアームレストに採用。コールドのエンブレム、専用フェンダーマークも採用されていた。後にアバロンでも同様の限定車が発売されている。

◆日産キューブ/マーチ/ラフェスタ+CONRAN(2006年)

日産キューブ/マーチ/ラフェスタ+CONRAN(2006年)
インテリアショップ、レストランを展開するイギリスのコンランとのダブルネーム。専用シート(キューブは本革、マーチは花柄、ラフェスタはスエード)をはじめ、3モデルそれぞれ、内・外観に特別なディテール、デザインが施されていた。

◆スズキ・エスクードHelly Hansenリミテッド(1993年)

スズキ・エスクードHelly Hansenリミテッド(1993年)
海で遊ぶユーザーのための特別仕様車。スペアタイヤハウジングやステアリングにロゴが配されるほか、TERZO製ルーフキャリアとロゴ入りボードクッションなどを装備。SX4でも同様の限定車がリリースされている。

◆スズキ・ワゴンR LOFT(1995年)

スズキ・ワゴンR LOFT(1995年)
ワゴンRとLOFT。生活や遊びを自分流に楽しむオーナーのイメージどおりというか、親和性の高いコラボモデルだった。専用のサイドストライプテープや専用シート表皮、ラゲッジスペースにはラッシングベルトを装備していた。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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