[カーオーディオ“チョイスのキモ”]メインユニット 1DIN機のトレンド その2

1DINメインユニットの一例(ケンウッド)。
1DINメインユニットの一例(ケンウッド)。全 1 枚

カーオーディオ製品の“選び方のコツ”を解説している当コーナー。現在は「メインユニット」にスポットを当てている。その第2回目となる当回では、1DINメインユニットのトレンド解説の続編をお届けする。今回は、国産実力ブランド“ケンウッド”の最新機種を紹介していく。

“ケンウッド”はこの1月下旬より、1DINメインユニットを2機種発売した。1機種が『U381BT』で、もう1機種が『U341BT』だ。ともにオープン価格だが、実勢価格は前者が1万5800円前後(税抜き、編集部調べ)、後者が1万3800円前後(税抜き、編集部調べ)となっている。

価格的に両機はスタンダードな1DINメインユニットであるのだが、最新機種らしく基本性能がなかなかに充実している。

ポイントは3点ある。1つ1つについて詳しく解説していこう。まず1点目は、「Bluetoothに対応していること」が特長だ。かつてならば「Bluetooth」は上級機にしか対応していなかったが、“ケンウッド”はそれを基本性能と考えて、多くの機種に搭載させている。なおこれが搭載されていることで“ケンウッド”の1DINメインユニットでは、スマホ内の音楽をワイヤレスで聴けて、またハンズフリー通話も可能となる。

特長の2点目は「Amazon Alexaに対応していること」だ。現在、家電製品は“音声操作”への対応が進んでいるのだが、“ケンウッド”は1DINメインユニットでもそれを推し進めている。スマートフォンと連携させて「Amazon Alexa」と対話することで、音楽のストリーミング再生、ニュースや天気予報といった情報確認なども音声で操作できる。

特長の3点目は「96kHz/24bitまでの音声ファイルフォーマット“FLAC”に対応していること」だ。“ケンウッド”は『彩速ナビシリーズ』で他社に先駈けて“ハイレゾ音源”への対応を実現させたが、スタンダードな1DINメインユニットにおいても、その方向を推進させている。より良い音で音楽を楽しみたいと考えるドライバーを最大限サポートすべく機能を磨き込んでいる、というわけだ。

なお、今回発売された2機種間での主な違いは表示機能にある。『U750BT』は大型LCDの搭載により、13桁/1.5行表示が可能でさらにイルミネーションの色を変更できる。それ以外では、使い勝手に大きな差はない。

今回はここまでとさせていただく。次回も1DINメインユニットのトレンド解説を続行する。お楽しみに。

「サウンドユニット」の“チョイスのキモ”を徹底解析! Part3・メインユニット編 その2 1DIN機のトレンド解説 ll

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  3. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  4. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  7. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  8. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  9. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  10. 中国自動車業界における歴史的一歩! テインサスペンションの純正採用が実現
ランキングをもっと見る