乗用車の新しい燃費基準導入に向けて法整備 EVやPHVのエネルギー消費効率を設定

日産リーフ e+
日産リーフ e+全 2 枚
国土交通省は12日、乗用車に新燃費基準を導入するため「乗用自動車のエネルギー消費性能の向上に関するエネルギー消費機器等製造事業者等の判断の基準」を一部改正すると発表した。

乗用車の燃費基準について2030年度を目標年度とする新たな基準を設定するとともに、ガソリンや電力などが車両に供給されるよりも上流側のエネルギー消費効率を考慮した「Well-to-Wheel」(WtW)の考え方を用いて基準の達成判定を行うことを定める。燃費基準の適用対象に電気自動車(EV)を追加するため、エネルギー消費効率に関して表示するものとして既に規定されているエネルギー消費効率のほか、一充電走行距離を定める。

また、EVは交流電力量消費率(Wh/km)、プラグインハイブリッド自動車については交流電力量消費率(Wh/km)とハイブリッド燃料消費率(km/リットル)を、新たにエネルギー消費効率に設定する。

さらに、乗車定員10人以上で車両総重量3.5トン超の乗用車についてはEV及びプラグインハイブリッド自動車を燃費規制の対象から除く。乗車定員11人以上で車両総重量3.5トン以下の乗用車で液化石油ガスを燃料とするものを燃費規制の対象に加える。

パブリックコメントを実施した上で3月末に公布し、4月1日に施行する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る