[カジュアル・カーオーディオ!]ホンダ N-VAN by プロショップ ヴォーグ…スマホありき、合理性を重視

エンジョイ! カジュアル・カーオーディオ! HONDA・N-VAN(オーナー;重田伸哉サン) by プロショップ ヴォーグ
エンジョイ! カジュアル・カーオーディオ! HONDA・N-VAN(オーナー;重田伸哉サン) by プロショップ ヴォーグ全 5 枚

“ライト&カジュアル”にカーオーディオ・ライフを満喫しているオーナーの愛車を紹介している当コーナー。その第2回目となる今回は、ハイエンドを知り尽くしたオーナーの、“もう1つの楽しみ方”にスポットを当てる。

「新しい音楽に出会えるシステム」がコンセプト。スマホでの“ストリーミング”を楽しむことが前提!

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今回フィーチャーするのは、千葉県の名店、“プロショップ ヴォーグ”で製作された重田伸哉サンの「HONDA・N-VAN」だ。なお重田サンは、“プロショップ・ヴォーグ”の古くからの常連だ。そして実はもう1台オーディオカーを所有していて、そちらにはこだわりのユニットで固めたハイエンドシステムが搭載されている。

で、この“HONDA・N-VAN”は“セカンドカー”だ。しかし仕事車でもあるので乗っている時間はこちらの方が長い。なので音楽好きな重田サンは当車でも良い音を楽しみたいと考え、最近になってシステム構築を決意した。しかし、ハイエンドの追求は他車でやっている。なのでこちらでは、異なるコンセプトでシステムメイクしようと考えた。そうして導き出された答は、「新しい音楽に出会うためのシステム」だ。

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「このクルマでは、スマホの“ストリーミング”で音楽を楽しもうと考えました。“ストリーミング”では未知の曲と出会えます。知らない音楽を見つけ出せるツールも、音楽生活を充実させるためには必要です。このクルマはそのために使おうと思ったんです。なので、スマホありきでシステムレイアウトを考えました」。

ちなみに当車の純正オーディオは、外部機器をソースユニットとして使うことが前提となっているタイプだ。センタークラスターパネルにはメインユニットが装着されておらず、しかし“AUX端子”と“USB端子”とが装備されている。外部機器を活用することが前提のメインユニットなのだ(AM/FMチューナー機能付き)。

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重田サンは敢えてこのタイプを選んだ。「スマホありきですから、これで十分だったんです」とのことなのだ。

“合理性”を重んじてシステムメイク! 結果、パワーアンプ内蔵DSPをチョイス!

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続いては、システム構成を紹介していこう。重田さんはこのクルマでは、音質よりも“楽しさ”を重視している。なので、システム構築においては“合理性”を重んじた。しかし、ある程度のレベルには到達したい。そもそも音にはこだわりを持っているわけなので、できる限りの高音質は確保したい、そう重田さんは考えた。

このような考えのもと選ばれた機材の顔ぶれは、以下のとおりだ。先述したとおりメインユニットは純正オーディオで、ソースユニットにはスマホを活用する。

そして、コントロールユニット兼パワーアンプとして、“プラグ アンド プレイ”のパワーアンプ内蔵DSP、『PLUG&PLAY 1080』をチョイスした。“合理性”を重んじたので、これにてシステムが完結されている。

ちなみに、“プラグ アンド プレイ”にはもう1機種、より廉価なパワーアンプ内蔵DSPがラインナップされている。で、このクルマのスピーカーレイアウトはフロント2ウェイのみなので、実を言うとそちらを選ぶという手もあった。しかし当機を選んでおけば、後にスピーカーレイアウトを大型化させようとしたときにも対応可能だ。ユニットを買い替えなくてすむ。“プロショップ ヴーグ”は、“無駄にならないシステム構築”を旨としている。当車においてもそのポリシーが反映されている、というわけだ。

そしてフロント2ウェイスピーカーには、以下のユニットがチョイスされている。ツイーターには“ビーウィズ”の『L-25R』が、ミッドウーファーには同じく“ビーウィズ”の『A-130lll F』が選ばれた。

長く使えるスピーカーを、お得なセット価格でゲット!

ちなみにこれらスピーカーは、“プロショップ ヴォーグ”が『入門プラン』として用意しているセットに含まれているアイテムだ。そして当セットには、ワンオフ製作されるインナーバッフルとデッドニング用の部材、そして取付工賃までもがパッケージされている。なおセット価格は抑え目な設定となっているので、デッドニング部材は限定的な分量にとどめられている。しかしそこは“プロショップ ヴォーグ”。限られた部材でも最大の効果を引き出せるように施工してくれる。つまり当セットは、長く使えるスピーカーをお手頃価格でゲットできるお得なセットとなっているのだ。

インストールにおいても合理性が重んじられている。ゆえにミッドウーファーは内張りパネル内に収めて装着した。ただしツイーターは音のことを最優先に考えて、Aピラーにカスタムインストールされている。

さて、このようなシステムを組むことの意味合いを、“プロショップ ヴォーグ”の渡邊さんに教えてもらった。

「ハイエンドカーオーディオを体験しているお客様なので、DSPの必要性はよくご存知です。なので、それを使うことはマストだったわけですが、それをもっとも合理的に導入しようとするなら、パワーアンプ内蔵DSPがおすすめです。なお、最近のパワーアンプ内蔵DSPは、リーズナブルになっている割に相当に優秀です。ハイレベルなサウンドを、簡単に手にできます。ちろんハイエンドシステムの音には及びませんが、コスパはすごく高いです」

さらには、スマホをソースユニットとして使う意義についても教えてもらった。

「クルマ好きの方は遠くにも行かれますから、運転する時間が長くなります。そうであるならば“ストリーミング”は役に立ちます。ロングドライブ時には特に、手持ちの音楽だけしか聴けないよりもいろんな曲を聴けた方が楽しいです。“ストリーミング”は侮れません」

いかがだったろうか。パワーアンプ内蔵DSPを用い、スマホをソースユニットとして使うというこのような“カジュアル仕様”もアリだ。気軽に良い音を楽しみたいと思っているドライバー諸氏は、当車のシステムを大いに参考にすベシ♪

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《太田祥三》

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