【BMW 3シリーズツーリング 新型試乗】『3』の走りを実感させてくれる…島崎七生人

サイズアップはしたけれど

荷室容量アップ&使い勝手はさらに向上

『3シリーズ』を走らせていることを実感させてくれる

BMW 3シリーズツーリング 新型(320d xDrive Touring M Sport)
BMW 3シリーズツーリング 新型(320d xDrive Touring M Sport)全 16 枚

サイズアップはしたけれど

BMW 3シリーズツーリング 新型(320d xDrive Touring M Sport)BMW 3シリーズツーリング 新型(320d xDrive Touring M Sport)
F30型とG20、すなわち新旧のボディサイズを日本仕様の諸元表で比較すると(F30は320i xDriveのM Sport)、全長+70mm、全幅+25mm、ホイールベース+40mm。“厳密にはカメラ位置の違いなどあるが僅差なので前モデルのケースが使えるiPhoneの新型”のようだ。

【画像全16枚】

とくに全長については、ホイールベースの延長分を勘案すると、オーバーハングは仮に前後どちらかだけ伸びたとしても最大で30mm。これならF30からG20に乗り換えた場合でも、今までの“車止め”を移動させることなく自宅の駐車スペースに止められそうだ。

他方でトレッドは拡大(前:+50mm、後:+20mm)しており、パレット式の駐車場ではケース・バイ・ケースだが、タイヤ&ホイールサイズそのものは変わらない(タイヤ=前:225/45R18、後:255/40R18。ホイール=前:8J×18、後:8.5J×18)から、たとえば手持ちのウインタータイヤはそのまま活用できる。

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荷室容量アップ&使い勝手はさらに向上

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資料によればラゲッジスペース容量は500~1510リットルとのことで、これは従来より5~10リットル増えた。リヤゲートのガラスのみ開閉可能なのはこれまで通りで、オートマチック・テールゲート・オペレーション(バンパー下に足をかざすとゲートが自動で開閉させられる)を標準装備。さらにアンチ・スリップ・システムと呼ぶ、ラゲッジスペースの4本のフロアレールに仕込まれたゴム部分が自動で僅かだけせり上がり荷物の横滑りを防ぐ……という他車にはない新機能も搭載された。

後席は従来どおり4:2:4の分割可倒機能を持ち、使い勝手のよさは変わらず。それと新型ではガラスハッチの“ヒンジ”がテールゲートと同様の形状になり横に並べられたためヒンジの格納部分の幅が広がり、ルームミラーで見るとリヤウインドの輪郭が凸型になった。が、その分、ガラスハッチを空けた際の間口が(メジャーを当てていないが)上下方向に広がっているようで、手荷物の出し入れ時のアクセスがよくなっている。

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『3シリーズ』を走らせていることを実感させてくれる

試乗車は190ps/40.8kgmの性能を発揮する2リットルの4気筒ターボディーゼル+8速ATに4WDが組み合わせられた「320d xDrive Touring M Sport」。セダンの同仕様に対し車重は+50kgだが、2019年7月生産以降の足のセッティングが見直されたモデルといい、中・低速走行時の路面から入るショックのいなしが上手くなった印象。

その上でセダン同様の自然な身のこなしと、ワインディング路でのしっかりと接地感は、『3シリーズ』を走らせていることを実感させてくれる。エンジンは車内・車外ともにノイズレベルが低められたようにも感じるが、低速からの力強くスムースなふるまい、回転を上げた際の軽々とした吹け上がりなど、相変わらずガソリン車にヒケをとらず好印象だ。

BMW 3シリーズツーリング 新型(320d xDrive Touring M Sport)BMW 3シリーズツーリング 新型(320d xDrive Touring M Sport)

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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