マルチスズキ、イグニス 改良新型を発売…48万9300ルピーから

4月から導入の最新排ガス基準に適合

5スロットグリルで表情一新

ワイドな17.78cm幅の「スマートプレイスタジオ」

スズキ・イグニス 改良新型(インド仕様)
スズキ・イグニス 改良新型(インド仕様)全 11 枚

スズキのインド子会社のマルチスズキは2月18日、改良新型『イグニス』(Suzuki IGNIS)をインドで発売した。現地ベース価格は、48万9300ルピーと発表されている。

イグニスは、スタイリッシュな外観と使い勝手の良さを追求したクロスオーバー車。スズキの歴代モデルのデザイン要素を継承しながら、新しさと存在感のあるスタイリングを持つコンパクトクロスオーバーとして開発された。新世代のプラットフォームは、軽量・高剛性なのが特長。これに新設計のサスペンションを組み合わせ、多様な走行条件でも安心して運転できる高い操縦性を追求している。

このイグニスが、2016年のデビューからおよそ4年が経過し、デリーモーターショー2020では初の本格改良を受けた改良新型がワールドプレミアされた。タフなイメージを強化し、アップグレードされたエクステリアを採用する。また、最先端の技術と広々としたキャビンで、インドのプレミアムコンパクトSUVセグメントを再定義することを目指している。

4月から導入の最新排ガス基準に適合

インドの最新排ガス基準として、2020年4月から導入される「BS6」に先行適合した1.2リットルVVTガソリンエンジンを搭載する。トランスミッションはMTとオートギアシフトを用意している。オートギアシフトは、快適でシームレスな運転体験を可能にし、燃費を犠牲にすることなく、スムーズなシフトチェンジを実現している。

2つのプレミアムカスタマイズオプションとして、「Acropolis」と「Scorcher」がラインナップされている。これらに加えて、3種類の新しいツートーンオプションが用意された。ネクサブルーとブラック、ルーセントオレンジとブラックルーフ、ネクサブルーとシルバールーフを設定し、顧客のニーズに応える。スズキ・イグニス 改良新型(インド仕様)スズキ・イグニス 改良新型(インド仕様)

5スロットグリルで表情一新

エクステリアには、SUVのデザイン要素を取り入れているのが特徴だ。フロントグリルは5スロットグリルをモチーフとした新デザイン。フロントバンパーには、スキッドプレートが組み込まれた。LEDプロジェクターヘッドランプに、スタイリッシュなデイタイムランニングライトを組み合わせる。

リアは、バンパーがボディ同色の新デザイン。ルーフレールとリアスポイラーも装備されている。スズキによると、タフなデザインに高い着座位置、高い地上高を組み合わせることにより、コンパクトな都市型SUVに見えるデザインを狙ったという。ボディカラーには、既存の色に加えて、ルーセントオレンジとターコイズブルーの2つの鮮やかな新色が設定されている。スズキ・イグニス 改良新型(インド仕様)スズキ・イグニス 改良新型(インド仕様)

ワイドな17.78cm幅の「スマートプレイスタジオ」

インテリアは、シート表皮やメーターデザインを変更した。センターコンソールやインサイドドアグリップのアクセントカラーに、新色のブルーを採用している。広々としたキャビンには、独特のデュアルトーンアイボリーインテリアを導入した。

また、新開発のインフォテインメントシステムとして、ワイドな17.78cm幅の「スマートプレイスタジオ」を採用する。このシステムはクラウドに接続でき、ライブ交通情報、音声認識、ドライバーへの安全警告、車両情報などの機能を提供する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
  3. 日産『ムラーノ』新型、米IIHSで最高の安全性評価
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. ホンダ『ヴェゼル』の「RS」グレードを先取り!? インドネシアで新型『HR-V』発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る