2021年春、東海道・山陽新幹線の遅延列車もネット予約可に…3月30日には東海道・山陽・九州新幹線の車内WiFi整備が完了

3月30日には東海道・山陽新幹線と九州新幹線で無料WiFiの整備が完了する。これにより、WiFiを使用できる列車を案内するツイッター配信も終了する。写真は九州新幹線。
3月30日には東海道・山陽新幹線と九州新幹線で無料WiFiの整備が完了する。これにより、WiFiを使用できる列車を案内するツイッター配信も終了する。写真は九州新幹線。全 4 枚

JR東海とJR西日本は2月20日、東海道・山陽新幹線で実施しているチケットレス予約・乗車サービスである「EXサービス」(エクスプレス予約、スマートEX)で、2021年春から新たなサービスを開始すると発表した。

そのひとつは、訪日観光客向けのQRコードによるチケットレス乗車サービスで、スマートEXを利用する際、スマートフォンにQRコードを表示することで、交通系ICカードを利用せずに改札を通過できる。

また、複数人でスマートEXを利用する場合、これまで一括予約の後に人数分の切符を受け取る必要があったが、この手間を省略し、各人の交通系ICカードで改札を通過できるようになる。

遅延列車の指定席予約や変更が可能になるサービスも開始され、発車時刻を過ぎた列車の指定席の新規予約や、他の列車の指定席からの変更を行なうことができるようになる。

これに合わせて、EXアプリで予約した列車が10分程度遅れることが見込まれる場合に、発車予定時刻の1時間ほど前にプッシュ通知する機能が追加される。

一方、東海道・山陽・九州新幹線では、車内の無料WiFi「Shinkansen Free Wi-Fi」が3月30日をもって整備が完了し、全列車で利用できるようになる。

これに伴ない、東海道新幹線で1985年から実施されていた車内テロップでのニュース提供を「『Shinkansen Free Wi-Fi』の整備完了に伴い、お客様の多くがご自身のスマートフォン等でニュース等の情報を取得できる環境が整ったこと」を理由に、3月14日に終了。合わせて、各通信事業者の契約者向けの車内公衆無線LANサービスも3月31日に終了するとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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