ルノー傘下のアルピーヌは、3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー2020において、アルピーヌ『A110』(Alpine A110)の2種類の限定車を初公開すると発表した。
A110の基本グレードは2つだ。ベースグレードには、1.8リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は252ps、最大トルクは32.6kgmを引き出し、後輪を駆動する。車両重量は1080kgと軽量で、パワーウエイトレシオは4.3kg/psとした。トランスミッションは、ゲトラグ製の7速デュアルクラッチ。0~100km/h加速4.5秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を備えている。
一方、高性能グレードの『A110S』はパワフルなエンジンに強化された足回りを組み合わせ、ミッドシップスポーツカーとしてのキャラクターを、いっそう鮮明にしているのが特長だ。1.8リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを、さらなる高性能化を求めてチューニングし、ターボチャージャーのブースト圧は、より高いパフォーマンスを実現するために、0.4バールに引き上げた。その結果、最大出力はプラス40psの292ps/6400rpmを獲得する。最大トルクは32.6kgmと変わらないが、2000~6400rpmの幅広い領域で、発生し続ける特性とした。
車両重量は1114kg。トランスミッションはゲトラグ製の7速デュアルクラッチだ。動力性能は、0~100km/h加速を4.4秒で駆け抜け、最高速は260km/hに到達する。
アルピーヌ A110S(参考画像)