【ジャパンボートショー2020】新型コロナウイルス感染のリスクで中止[仮想フォトレポート]

ジャパンボートショー2019(パシフィコ横浜)
ジャパンボートショー2019(パシフィコ横浜)全 23 枚

「ジャパンインターナショナルボートショー2020」(主催:日本マリン事業協会)は、3月5日から4日間パシフィコ横浜および横浜ベイサイドマリーナでの開催が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染が拡大しているため、中止された。公表されていた出展予定を以下にまとめる(順不動)。

スズキ

スズキマリンはジャパンボートショー2020において船外機(6台)、ボート(3艇)、四輪車(1台)、二輪車(1台)を展示予定だった。

船外機はフラッグシップモデルの『DF350A』(カットモデル)以下、バスフィッシング用ボート専用の『DF275S』、ドライブバイワイヤーシリーズの『DF200AP』、ポータブルモデルの『DF9.9B』、『DF6A』、『DF2』。ボートは『DF60A』搭載のスズキマリン『S17』(2艇)、DF350A搭載のベネトウ『バラクーダ9』(1艇)

四輪車は『ジムニーシエラ』のマリンスタイル・カスタマイズモデル、二輪車は『KATANA』を予定していた。ジムニーシエラ・マリンスタイルスズキ・ジムニーシエラ・マリンスタイル

トヨタ自動車

トヨタ自動車グループのトヨタマリンは、モビリティカンパニーとして走りにこだわった「PONAM」(ポーナム)シリーズから、『PONAM-28V』と『PONAM-31X』の2艇を出展予定だった。

PONAM-28Vは、新開発のトヨタハイブリッドハルにより、従来のアルミハルに比べ、同等以上の剛性感、凌波性を実現している。搭載されている、コンピュターで船体の位置や方向を自動で保持する1軸TVAS(トヨタバーチャルアンカーシステム)が好評だ。いっぽうPONAM-31Xは『PONAM-31』のメインサロンの質感をさらに向上させた追加仕様となる。トヨタPONAM-28VトヨタPONAM-28V

レクサスは、ラグジュアリーヨットの『LY650』について、特別コーナーを設けてスケールモデルや映像でプレゼンテーションする予定だった。

ホンダ

ホンダはジャパンボートショー2020に、2019年に発売した電子制御リモートコントロールシステム(DBW)搭載のV6船外機シリーズをはじめとした、船外機ラインナップを展示予定だった。

ボートでは、ヨーロピアンスタイルのフィッシングクルーザーや、マホガニー製の木造船建造で名高い佐野造船所の手がけたランナバウトボートに船外機『BF250』を搭載して展示すると予告していた。

ヤンマー

ヤンマーは、近年人気が高まっている小型クラスの新型プレジャーボート『EX28C』を初披露する予定だった。ボートショーの中止に伴い、発表時期および発売が少し遅れることになる。ヤンマーブースヤンマーブース

ほかにジャパンボートショー2020には、フラッグシップモデルである『EX38』のフライングブリッジ仕様『EX38FB』を含めた4艇を展示予定だった。

トーハツ

トーハツは、今夏発売予定の4ストローク115馬力船外機『MFS115A』、90馬力船外機『MFS90A』をジャパンボートショー2020で国内初披露する予定だった。トーハツTF-23X/XαトーハツTF-23X/Xα

ボートの出展予定は人気の23フィートフィッシングボート『TF-23X/Xα』。取り回しやすい大きさでシチュエーションを選ばず出航できるいっぽう、幅広な船体で快適と安全性を両立した。けん引免許不要なトレーラブルボート『TFW-17R2』も出展予定だった。これもユーザーの気の向くままにボートフィッシングを可能とするボートだ。

モーガン

イギリスの少量生産乗用車メーカーがジャパンボートショー2020に出展予定だった。モーガンの日本代理店であるエスシーアイは、19年ぶりのブランドニューモデル、『プラス・シックス』を日本初公開する予定だった。ターボエンジンを初めて搭載したモーガンだ。また『3ホイーラー』も展示予定だった。モーガン・プラス・シックスモーガン・プラス・シックス

ヤマハ発動機

マリン業界大手のヤマハ発動機は、ジャパンボートショー2020開催中止が発表された時点で出展内容を予告しておらず、その後も予定を公表していない。

ジャパンボートショー2020の開催コンセプトは「海、ここが夢の入り口…」で、テーマは「オトナの夢を叶える」「家族の夢を見つける」「子供たちに夢を与える」とされていた。出展者数は昨年より10社増えて240社。展示ボート数は260隻で、特に横浜ベイサイドマリーナのフローティング会場では過去最大の64隻が並ぶはずだった。展示ボートの総額は120億円、最高額のボートは15億円となる予定だった。

《高木啓》

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