アルファロメオ ジュリアGTA 新型にサーキット仕様、「GTAm」…2シーター化

樹脂製ウィンドウなどで軽量化

カーボン製の大型リアウィング

6点式ベルト付きバケットシートにロールバー

2.9ツインターボは30hpプラスの540hp

アルファロメオ・ジュリアGTAm
アルファロメオ・ジュリアGTAm全 16 枚

アルファロメオは、新型『ジュリアGTAm』(Alfa Romeo Giulia GTAm)を欧州で発表した。新型車の「ジュリアGTA」をベースに、サーキット走行に対応させたスパルタン仕様となる。

画像:アルファロメオ・ジュリア GTAm 新型

樹脂製ウィンドウなどで軽量化

新型ジュリアGTAmでは、モータースポーツの世界から生まれたポリカーボネート樹脂の「Lexan」を、サイドウィンドウとリアウィンドウフレームに使用し、さらなる軽量化を追求した。

ドライブシャフト、ボンネット、ルーフ、フロントバンパー、フロントホイールアーチ、リアホイールアーチインサートなどをカーボンファイバー素材に変更した。エンジン、ドア、サスペンションシステムには、アルミ素材を使用。他のさまざまな複合素材も、車両全体に使用された。その結果、車両重量はおよそ1520kgに抑えられ、100kgの軽量化を達成した。

カーボン製の大型リアウィング

エクステリアには、新型ジュリアGTAよりも大型のフロントリップスポイラーとカーボンファイバー製の大型リアウィングが装備された。エアロダイナミクスを最適化し、高速でのバランスの取れたパフォーマンスを追求する。アルファロメオ・ジュリアGTAmアルファロメオ・ジュリアGTAm

カーボンファイバー製のリアディフューザーには、チタン素材の「アクラポヴィッチ(AKRAPOVIC)」製センターエグゾーストシステムが組み込まれる。20インチのセンターロックホイールも専用デザインだ。前後トレッドは50mm拡幅され、サスペンションシステムには新設計のスプリングやショックアブソーバー、ブッシュを採用した。

6点式ベルト付きバケットシートにロールバー

インテリアには、アルカンターラ素材を、新型ジュリアGTAよりも広範囲に使用した。ダッシュボード、ドアトリム、グローブボックス、サイドピラー、シートのセンタートリムなどに、アルカンターラを使用している。

また、後席が取り外され、2シーター化された。リアには、ヘルメットと消火器を固定するスペースが残されている。マットカーボン仕上げのトリムを採用した。ロールバーを備え、ドアパネルは未装備。ドアの内側ハンドルは、レースの世界に触発され、ストラップに変更されている。カーボンファイバー構造のバケットシートには、サベルトの6点式シートベルトが組み込まれた。アルファロメオ・ジュリアGTAmアルファロメオ・ジュリアGTAm

2.9ツインターボは30hpプラスの540hp

「ジュリア・クアドリフォリオ」のパワートレインを高性能化して搭載する。オールアルミ製の2.9リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力が540hpへ引き上げられた。

このスペックは、ジュリア・クアドリフォリオの510hpに対して、30hpの強化にあたる。パワーウェイトレシオは2.82kg/hpで、アルファロメオによると、クラス最高という。ローンチコントロールシステムを使用した場合、0~100km/h加速を3.6秒で駆け抜ける。

専用のカスタマーエクスペリエンスが標準で用意される。車両には、特別なGTAカラーリングのベルヘルメット、Alpinestarsが手がけたフルレーシングセット(レーシングスーツ、グローブ、シューズ)、車体を保護するGoodwoolカバーなどが付帯する。さらに顧客は、アルファロメオ・ドライビングアカデミーのドライビング講習にも参加できる。

なお、新型ジュリアGTAm は、新型ジュリアGTA と合わせて、500台を限定生産。限定車を示すシリアルナンバープレートが添えられている。

《森脇稔》

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