高まる安全装備搭載ニーズ、でも「サポカー補助金」を知らない人は半数以上

自家用車に今後搭載したい安全装備
自家用車に今後搭載したい安全装備全 6 枚

ホンダアクセスは、「春レジャーと安全運転に関する調査2020」を実施。3月9日にスタートした「サポカー補助金」制度だが、その認知度は43%にとどまっていることがわかった。

調査は2月5日・6日の2日間、自家用車を所有する20歳~69歳のドライバー1000人に対しインターネットリサーチで実施した。まずは、自身の安全運転にどのくらい自信があるか聞いたところ、「自信がある(とても自信がある:8.9%+まあ自信がある:52.5%)」が61.4%、「自信がない(まったく自信がない:7.4%+あまり自信がない:31.2%)」は38.6%となった。

「自信がある」と回答した人の割合は女性より男性のほうが高い傾向がみられ、特に高くなったのは50代男性(85.0%)と60代男性(81.0%)だった。免許証の色別では、ブルーの62.5%とゴールド(優良ドライバー)の61.7%が「自信がある」と回答したのに対し、グリーン(新規取得者)は45.5%となった。

次に、自家用車に搭載している安全装備を聞いたところ、「ドライブレコーダー」(29.1%)が最も高く、次いで、「衝突被害軽減ブレーキ」(25.0%)、「車線逸脱警報装置」(16.7%)となった。今後(または今後も)、搭載したい安全装備でも「ドライブレコーダー」(51.6%)がトップ。以降、「衝突被害軽減ブレーキ」(35.2%)、「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」(29.5%)が続いた。

安全装備を搭載するための上限額については、「5万円未満」(27.5%)や「10万円~20万円未満」(27.0%)などに回答が集まり、平均は11万4000円だった。これら安全装備の購入に際して補助を受けられる制度の一つに「サポカー補助金」があるが、その認知度は、43.4%と過半数以下。年代別で最も高い60代でも51.5%とわずかに半数を超える程度だった。

高齢のドライバーによる事故を未然に防ぐための一つの対策として、運転免許の自主返納がある。クルマを運転する親には何歳で免許を返納してもらいたいと思うか聞いたところ、20代と30代では「70歳~74歳」(20代46.2%、30代40.6%)、40代では「75歳~79歳」(38.5%)、50代では「80歳~84歳」(33.6%)、60代では「85歳~89歳」(54.8%)にそれぞれ最も多くの回答が集まった。

自分自身の免許返納については、「返納したくない」はすべての年代で1割台前半にとどまっている。返納したいと思う年齢をみると、20代と30代では「70歳~74歳」(20代41.0%、30代33.0%)、40代~60代では「75歳~79歳」(40代28.5%、50代26.0%、60代42.0%)が最多。各年代とも、70代のうちに免許を返納したいと考えている人が多いようだ。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る