[カーオーディオ・インストレーション]ツイーターをAピラーに装着することには不利点も

ツイーターを「Aピラー」に取り付けた例(製作ショップ:ログオン<千葉県>)。
ツイーターを「Aピラー」に取り付けた例(製作ショップ:ログオン<千葉県>)。全 1 枚

取り付けにおいて創意工夫を発揮することでサウンドクオリティの向上化が図れるカーオーディオ。そこにはどんな“工夫ポイント”があるのかを、当コーナーでは1つ1つ考察している。現在は「ツイーター」を取り付けるにあたってのポイントを紹介している。

今回は前回に引き続き、「ツイーター」を「Aピラー」に取り付けることの利点と不利点の解説をお届けする。前回は利点を2つ紹介した。1つは「角度選定の自由度が高いこと」であり、2つ目は「サウンドステージの高さを上げやすいこと」だと説明した。

利点はもう1つある。それは、「見た目にこだわれること」だ。純正状態を崩したくないと思う場合にはカスタムインストールは向かないが、カスタムすることによって見た目が良くなることも、また事実だ。

なお、カスタムの仕方にはいろいろなアプローチが有り得ていて、いかようにも仕上げられる。敢えて装飾的な加工をふんだんに取り入れてドレスアップしていくアプローチもあれば、極力シンプルに仕上げてシックにフィニッシュさせてもいい。

そして、どのように仕上げたとしても、スタイリッシュな見た目を手にできれば、クルマに乗り込んだときに常に高揚感に浸れる。その視覚的効果で、音が良くなった感もブーストされる。そして、「わざわざ手を掛けた」という事実が満足感も引き上げる。音にこだわっていることを自身で再認識できるからだ。

ただし、同時に不利点も生じることとなる。それは「コストが掛かること」だ。純正ピラーをカットしパテ等で造形し、生地を貼ったりペイントしたりして仕上げなくてはならないので、その分、工賃はかさんでしまう。

とはいえ、各カーオーディオプロショップのHP等で工賃表を確認すればわかるのだが、実のところは案外リーズナブルに収まることも多い。例えばドアの内張りパネルを加工するような場合と比べると、加工面積は案外小さい。仕上げ方によっても変わってくるが、シンプルに仕上げた場合には加工は小規模ですむ。であるので、「Aピラー」に取り付けることに興味があれば、まずは見積もりを取ることをおすすめしたい。その上で、コストが許容範囲かどうかを検討しよう。

今回はここまでとさせていただく。次回は「ツイーター」を「ドアミラー裏」に付けることについて考察していく。お楽しみに。

カーオーディオ・インストレーション百科 Part2「ツイーター」編 その4・「Aピラー」に装着することの利点と不利点について

《太田祥三》

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