ランボルギーニ ウラカンEVO は「乗りやすさ」のために進化した[詳細画像]

ランボルギーニ ウラカンEVO
ランボルギーニ ウラカンEVO全 59 枚

ランボルギーニ『ウラカン』の進化モデルがこの『ウラカンEVO』だ。価格は2984万3274円(税抜き)で、昨年春から順次デリバリーが開始されている。

ランボルギーニ ウラカンEVOランボルギーニ ウラカンEVO
アウトモビリ・ランボルギーニでウラカンEVOの開発責任者であるヴィットリオ・ミラーノ氏によると、「そもそもEVOとはエボリューションの略。ウラカンをさらに進化させたいという思いから名付けた。ユーザー調査によると、ウラカンのデザインは非常に好まれていたので、外観は極力変えずにパフォーマンスだけを上げるよう、開発の狙いを定めた」という。

一方、『ウラカンペルフォルマンテ』との違いについてミラーノ氏は、「エンジンは同じだが、ペルフォルマンテはサーキットなどのスポーツ走行を好む、より限定的なユーザー向けに開発されたクルマだ。一方EVOは様々な使用シーンを想定しているので、サーキットだけでなく、より日常的に使うことが可能だ。従って、幅広いターゲットユーザーを想定している」と述べた。

ランボルギーニ ウラカンEVOランボルギーニ ウラカンEVO
ウラカンEVOの特徴は大きく4つある。まずは、空力性能・デザインだ。「ウラカンの評価が高かったデザインは踏襲しながら、空力を高めることにフォーカスし、細部にわたり、空気の流れを調整することで空力性能を向上させた」という。特にフロント周りでは、「フロントスプリッターを採用することで空力を高め、同時に冷却も改良。またテール部分では、2つの効果を狙ったスポイラーを採用することで、グランドフォースとエアロダイナミクスを改良した」とミラーノ氏。

また、アンダーボディも最適化。これによってダウンフォースの効果を大幅に向上させ、高速走行時のバランスも改良した。これらの結果、「ダウンフォースは7倍改善し、冷却性能も大幅にアップ。空力バランスも改善した」とコメントした。

ランボルギーニ ウラカンEVOランボルギーニ ウラカンEVO
搭載されるエンジンは、前述の通りウラカンペルフォルマンテと同じエンジンだ。「ランボルギーニがこれまで開発した最高のもの。エモーションなエンジンを搭載すべく採用した」と話す。また、V型10気筒自然吸気であることから、「迫力あるサウンドを生み出すことが可能だ」。

チタン製のインテークバルブやスーパーエキゾーストシステムを採用することにより、ペルフォルマンテと同じ最高出力640ps、最大トルク600Nmながら、「よりフラットな出力・トルク特性となっている」とより汎用性を持たせた特性を備えていることを語った。

ランボルギーニ ウラカンEVOランボルギーニ ウラカンEVO

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  2. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  3. トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
  4. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  5. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  6. アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
  7. ピアッジオが創立140周年、記念してペスパの特別仕様を発売---140台限定
  8. <新連載>[低予算サウンドアップ術]“超基本機能”をちょっと触って、聴こえ方を変える!
  9. 日産はなぜ全固体電池にこだわるのか? 8月にも横浜工場でパイロットプラントを稼働
  10. シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
ランキングをもっと見る