先進運転支援システムの正しい理解を訴求するビデオ 国交省が制作[動画]

運転支援システムが作動しない状況の例(過信すると、事故が生じやすい例)
運転支援システムが作動しない状況の例(過信すると、事故が生じやすい例)全 5 枚

国土交通省は、普及している先進運転支援システムには機能の限界があり、故障していない場合でも、使用する環境や条件によっては作動しないことの理解を促す啓発ビデオを作成し、YouTube国土交通省公式アカウントで公開したと発表した。

先進運転支援システムは、ドライバーの適切な周辺監視の下、高速道路などで速度や前走車との車間距離を自動制御する装置(全車速追従クルーズコントロール)、車線の中央付近を走行するよう自動制御する装置(車線維持支援装置)など。適切に使用すれば、運転者の負荷を軽減するものの、機能に限界があり、故障していない場合でも、使用する環境や条件によっては、作動しないケースがある。

国土交通省では先進運転支援システムが周辺監視や全ての運転操作を行う「自動運転」ではなく、アシスト機能であり、過信せず、取扱説明書を読み、作動条件を正しく理解して、使用することを促すため、啓発ビデオを制作・公開した。

ビデオでは、運転支援システム作動中、ナビ画面の注視や携帯電話操作は、危険であり、道路交通法違反となることや、クルマの急な割り込み、車線の白線が障害物や雪で見えない場合、雨・雪・霧などの悪天候といった先進運転支援システムが作動しない状況の例を紹介している。

先進運転支援システムには機能の限界があり、故障していなくても、条件によっては、作動しないことや、使用中に突然機能が停止することがあり、結果的に衝突した場合でも、安全運転の責任は運転者にあることを訴求。先進運転支援システムはアシスト機能であり、運転者は、運転支援システムを過信せず、取扱説明書を読み、作動条件を把握して、適切に使用することを呼び掛ける。

《レスポンス編集部》

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